弘兼憲史著、モーニングKC刊
1992年から2002年まで週刊モーニングに掲載されたシリーズの単行本、全13巻を読みました。「会長」シリーズを先に読み、今度は「取締」シリーズを飛び越して「部長」シリーズを読みました。中沢社長は、自分の退任後に反中沢派が島耕作に苛酷な処遇をすることを予想し、グループ会社へ出向させます。前向き肯定的で偏見を持たない島は、出向先でも獅子奮迅の働きを見せて、業績を大きく改善しますが、中沢が退任した後、予想どおり、新しい社長とその取り巻き連が、島の追い落としを画策し・・・。
都合の良い偶然に助けられ、ニュートラルで有能かつ人間的な魅力のある島が、周囲の人々に良い影響を与えながら、状況を変えていくパターンは変わりませんが、年齢と経験を重ねて、行動原理に深みが加わっていきます。この辺りは説得力を感じます。
「部長」シリーズに登場した高市千鶴が、破天荒で素晴らしいキャラです。実写化したら誰が演じるのか? このキャラが気に入りました。
次は「取締」シリーズを読みたいと思います。
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○弘兼憲史:1 ○弘兼憲史:2 ○ 部長 島耕作
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評価は4です。
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