2009年公開のデンマークとイギリスの合作映画です。片目の奴隷が、他の奴隷と殺し合いをさせられている所から物語が始まります。ふとしたことから手に入れた鉄の鏃を使っていましめを解き放った奴隷は、世話をしていた少年と共に旅に出ますが・・・。
何とも不思議な映画で、主人公の奴隷は終始無言です。口を利けないのでしょうか。エルサレムを目指すキリスト教徒の一団に加わり旅が始まります。その途中、主人公は何かを感じる(見ている)ようですが、私は具体的な意味が分かりませんでした。下記のURLにその意味が記されていますが、結末とも関係するので映画を見たい人は読まない方が良いでしょう。
主人公を演じているマッツ・ミケルセンが、何とも良い。どこかで見掛けたなと思っていたら、007 カジノ・ロワイヤルで敵役で出演している人でした。
音と映像のバランスでイメージを喚起させており、抽象度が高い作品です。珍しいタイプの映画で一見の価値があると思います。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/ヴァルハラ・ライジング
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評価は4です。
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