原田マハ著、集英社刊
原田さんの「楽園のカンヴァス」が良かったので、本書を手に取りました。民芸運動に関わったバーナード・リーチの弟子として仕えた沖亀乃介の視点から物語が進みます。中々に劇的な展開で長編小説の醍醐味を味わえました。柳宗悦については何冊か読んでいたので知っていましたが、その仲間とも言うべき白樺派の人々、濱田庄司などの陶芸家についての知識はほとんど無かったので、バーナード・リーチと並んで、本書によってかなりのことを知ることが出来ました。
主人公の亀乃介の不器用でひたむきな生き方は、高野喜久雄さんの「水たまり」を想起させました。混じり気の無い純粋な精神の気高さに打たれました。この人物は原田さんが創作したようですが、リーチの人柄を深く描くために不可欠であったと思います。リーチについても深く知りたいと思いました。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/原田マハ
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評価はで4す。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
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=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
原田さんの「楽園のカンヴァス」が良かったので、本書を手に取りました。民芸運動に関わったバーナード・リーチの弟子として仕えた沖亀乃介の視点から物語が進みます。中々に劇的な展開で長編小説の醍醐味を味わえました。柳宗悦については何冊か読んでいたので知っていましたが、その仲間とも言うべき白樺派の人々、濱田庄司などの陶芸家についての知識はほとんど無かったので、バーナード・リーチと並んで、本書によってかなりのことを知ることが出来ました。
主人公の亀乃介の不器用でひたむきな生き方は、高野喜久雄さんの「水たまり」を想起させました。混じり気の無い純粋な精神の気高さに打たれました。この人物は原田さんが創作したようですが、リーチの人柄を深く描くために不可欠であったと思います。リーチについても深く知りたいと思いました。
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