読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

日本人の美風

2015年05月20日 14時40分15秒 | ■読む
出久根達郎著、新潮社436刊
日本人が培った美点を示すべく、著者自らが様々な書籍を調べて、七つの例を示しています。その内、野口英世と二宮尊徳は著名であり、定番の感がありますが、例えば、野口英世を支援した人々の内、星新一さんの御尊父である星一氏が登場したのには驚きました。かなりの関連図書を読破し認めたもののようで、他にも、普通の書籍では到底知り得ない、正に古書をひっくり返して読みつつ、膨大な記録に当たった末の著述であると思います。
最後の章は、美智子皇后が登場します。そして、その神々しいまでのお人柄を、失礼にならないよう心配りの上で、紹介しています。私もかねて聞いたり感じていたことと同様の趣旨ですが、著者の見識や見聞の広さには、ただ感嘆するのみです。一度、氏の講演会でお人柄に触れる機会がありましたが、氏ご自身も日本人の美風を体現していると感じました。
-------------------------------------------------
URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/出久根達郎
-------------------------------------------------
評価は4です。

※壁紙専用の別ブログを始めました => カメラまかせ 成り行きまかせ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« インファナル・ディール 野蛮... | トップ | グース/DVD »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

■読む」カテゴリの最新記事