安田茂美&松井文恵著、世界文化社刊
随分前にホキ美術館を知り訪れましたが、圧倒的な写実絵画の迫力に参ってしまいました。
本書は、『西欧の巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチ、フェルメール、シャルダンから現代までつながっている写実絵画の系譜。私たちを惹き付ける「写実絵画の魅力」とは何なのでしょうか。2010年誕生した世界初の写実専門美術館「ホキ美術館」の秀逸にして膨大なプライベートコレクション。その中心となる14人の現代日本作家がやさしく解きあかす、「写実絵画」のワンダーワールド。』という内容です。
野田弘志さん、大矢英雄さん、大畑稔浩さん、五味文彦さん、石黒賢一郎さん、小尾修さん、永山優子さん、森本草介さん、島村信之さん、藤原秀一さん、塩谷亮さん、青木敏郎さん、生島浩さん、原雅幸さん、それぞれの代表作品と、「写実とは何か」、「取り込んだ切っ掛け」などの質問に対する答えが記されています。
作品と答えを見ていくと、写実の意味合い、対象の捉え方、制作手法など、それぞれに異なっていて、興味深く読みました。
写実絵画の歴史的変遷が完結かつ明快で参考になりました。
また、ホキ美術館の成り立ち、建築設計者による美術館の設計解説も興味深く読みました。
いずれまた、ホキ美術館を訪ねたいと思います。
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○ホキ美術館
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