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大沢在昌著、徳間文庫刊
大沢さんの比較的初期の作品です。そのせいか、文章が幾分こなれていないように感じました。また、中弛みの印象もありますが、大沢さんの作品に共通した傾向かもしれません。
主人公は、日本国の非公式の情報組織の諜報員で得体の知れない陰謀に巻き込まれて窮地に陥りながら何とか脱出したものの、何年か後に不吉な陰が忍び寄ってくる、という展開です。
現在の熟れた作品とは異なる味わいがあって、これはこれで楽しめました。
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○大沢在昌
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評価は4です。
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