藤村里美著、東京都写真美術館監修、新潮社トンボの本刊
シリーズ二作目の図書です。非常に多くの作者が登場し、しかも学術的で正確な解説がコンパクトに、豊富な写真の図版と共に紹介されている優れたシリーズ本です。本巻では20世紀初頭から戦前までのスタイルの変遷を解説していますが、そうした動きの発祥の地(欧米の国々)での動きと人々、更に日本への影響と動向を述べています。藝術全般に様式や運動が相互に影響し合い、そして前後に左右に関連して変化しますが、写真にあっては、特に撮影機能の向上が大きな要因になっています。絵画の画材の変化や進歩と比較することが出来るかもしれません。写真の場合は、科学技術の進歩が早く、しかも資本主義下での競争の激化によって、加速度的に早くなっているのではないでしょうか。特にライカの登場は、撮影スタイルを大きく変えた出来事であったということです。また、写真と絵画の関係は、シリーズ一作目と本書で理解が深まりましたあ。良書です。
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URL => http://www.shinchosha.co.jp/writer/2697/
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評価は5です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
=> カメラまかせ 成り行きまかせ
=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
シリーズ二作目の図書です。非常に多くの作者が登場し、しかも学術的で正確な解説がコンパクトに、豊富な写真の図版と共に紹介されている優れたシリーズ本です。本巻では20世紀初頭から戦前までのスタイルの変遷を解説していますが、そうした動きの発祥の地(欧米の国々)での動きと人々、更に日本への影響と動向を述べています。藝術全般に様式や運動が相互に影響し合い、そして前後に左右に関連して変化しますが、写真にあっては、特に撮影機能の向上が大きな要因になっています。絵画の画材の変化や進歩と比較することが出来るかもしれません。写真の場合は、科学技術の進歩が早く、しかも資本主義下での競争の激化によって、加速度的に早くなっているのではないでしょうか。特にライカの登場は、撮影スタイルを大きく変えた出来事であったということです。また、写真と絵画の関係は、シリーズ一作目と本書で理解が深まりましたあ。良書です。
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