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齋藤孝太著、B&Tブックス 日刊工業新聞社刊
著者は、店舗運営に関わる事柄のコンサルティングの会社を経営しているそうです。まだ、大変に若いながら、しっかりとした志を持って仕事に取り組んでいるように感じます。
本書での著者の主張は、非常に簡明です。分かり易く納得できる内容です。現場の店長が実際に直面する課題への捉え方、対応の考えからなどを、具体的に説いています。その核心にあるのは、お客にとって身近で信頼できる店舗であること、上質なコミュニケーションを確立することなど、いわば、惹かれる店づくりを提案しているのです。
今から30年以上前に「会社はお客様に奉仕し信頼していただくことが第一で、その結果、利益を頂くものだ」という考え方に接した時に、きれい事だと感じました。本音では、儲けるための手段としてお客に媚び0を売るのだろうと考えたのでした。
しかし、そうではない。本当にお客様のために奉仕する姿勢は、敏感に伝わると思います。そうした当たり前のことを実践することが難しい。例えば、目の前のノルマや目標を達成するために、部下を酷使するのではなく、中長期的な視点から、育てる視点で部下に接する姿勢を保つことは難しいのですが、その思いを深く持つことにより、部下を尊重する気持ちも本物になろうというものです。
このように、「念仏」とも受け取られかねない考え方を、本書程平易に執筆することは、かなり難しいのだろうと、読了して感じました。
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URL => http://www.sisys.jp/
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評価は4です。
著者は、店舗運営に関わる事柄のコンサルティングの会社を経営しているそうです。まだ、大変に若いながら、しっかりとした志を持って仕事に取り組んでいるように感じます。
本書での著者の主張は、非常に簡明です。分かり易く納得できる内容です。現場の店長が実際に直面する課題への捉え方、対応の考えからなどを、具体的に説いています。その核心にあるのは、お客にとって身近で信頼できる店舗であること、上質なコミュニケーションを確立することなど、いわば、惹かれる店づくりを提案しているのです。
今から30年以上前に「会社はお客様に奉仕し信頼していただくことが第一で、その結果、利益を頂くものだ」という考え方に接した時に、きれい事だと感じました。本音では、儲けるための手段としてお客に媚び0を売るのだろうと考えたのでした。
しかし、そうではない。本当にお客様のために奉仕する姿勢は、敏感に伝わると思います。そうした当たり前のことを実践することが難しい。例えば、目の前のノルマや目標を達成するために、部下を酷使するのではなく、中長期的な視点から、育てる視点で部下に接する姿勢を保つことは難しいのですが、その思いを深く持つことにより、部下を尊重する気持ちも本物になろうというものです。
このように、「念仏」とも受け取られかねない考え方を、本書程平易に執筆することは、かなり難しいのだろうと、読了して感じました。
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評価は4です。
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