斎木伸生著、上田信イラスト、光人社刊
「戦車とは、そもそも何か?」から始まり、武装、装甲、動力、走行装置、特殊装備という6つの章立てで、微に入り細に入り、戦車について語っています。
かなりオタクッぽいのでどんな人か興味を保ちましたが、本職は国際政治学者で、戦史研究家、国際政治評論家、軍事評論家でもあるとのことです。小学生時代から戦車などの模型作りに熱中し、その延長線上に、現在の仕事と趣味が完全合体せてオタクになったのでは無いでしょうか。
学者とは思えない語り口で簡潔に述べていますが、コラムがたくさんあります。その内容は本文と関連はするもで、なかなかディープな話題が詰まっています。また、イラストも沢山載っており、独特のリアルな描き方で印象的でした。
全体的に、密度が濃く興味深く読みましたが、惜しむらくは、コンパクトなサイズに押し込む為に、イラストとコラムの場所が、本文と上手くつながっていません。イラスト、もかなり小さくして掲載されています。もっと大きな版であったなら、もっとすっきりしたと思います。
戦車好きに打って付けの一冊と思います。
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○斎木伸生 ○上田信
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評価は5です。
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