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蒲田浩毅著、ちくまプリマー新書刊
地球や宇宙の成り立ちに関する本を何冊も読んできたので、雑多な知識が頭の中でごた混ぜになっていました。
本書は、それらの知識が体系立てて述べられています。
また、かつて存在した超大陸は離合集散を経て現在の地球上の形態になっているが、具体的には「ヌーナ」、「ロディニア」、「ゴンドワナ」、「パンゲア」の各超大陸を経たのだという新知識も得られました。
更に、恒星が、その質量によって誕生から終末に至る変遷を分かり易く理解するために「HR図」を用いること、ハッブルの発見の正確な意味など、興味が尽きず、最後まで楽しんで読むことが出来ました。
著者の大学の講座が大変人気を得ていることは、本書の平易でありながら、本質を明確に解説していることからも納得できるます。
久々に、痛快な著作に出会えました。
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○蒲田浩毅 ○地学
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評価は5です。
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