2018年にNHK BSプレミアムで放送された作品だそうです。
京都にある国立大学(?)の近衛寮という100年以上の歴史を持つ学生寮が、大学の都合で取り壊されることになったが、寮生が10年以上、大学のこの計画を阻止している。
主人公は、高校生の時に、この寮を知り、入寮したいという願望から大学に入学し既に三回生。
今まで通り、大学と交渉したいのだが、学生部長の交代とともに、大学側が強硬な姿勢に転じた。
追い詰められてしまった時に、学生達の間に亀裂が生じ・・・。
なんとも青臭い話ではあるが、追い詰められた時に、物事の価値を自問することは大事と思います。
世の中のほとんどのことは常識に従って動いていますが、時代の節目や危急の際に常識が通用しないこともあります。
コロナ騒動も、国民の常識がネットやワイドショーで盛大に拡大され、合理的な解決策を実行を妨げた事態も同根と思います。
とは言え、本作で対立する考えの狭間に紛れているもう一つの考え方を最初から放棄することは適切ではない、と感じました。
共感はできないが、エールを送りたくなる青年達の姿が、半世紀近い前の自分に重なりました。
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○ワンダーウォール 劇場版
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評価は4です。
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