神林長平著、早川文庫刊
久しくSF小説の最前線のものを読んでいなかったので、伊藤計劃の「虐殺器官」を読んでびっくりしましたが、本書は少し異なった驚きを感じました。私が慣れ親しんだSF小説の典型的なものは、科学技術への素朴な信仰が基礎となっているので、コンピュータやロボットが人間に取って代わり得ることがテーマとなっても、それが、人間存在の根源的な問い掛けにはなっていませんでした。本書は、その存在の有り様をテーマとしています。科学技術へ疑いが生んだ作品と感じました。
一方で、戦闘機のメカニズムや関連システムの詳細な描写がオタクっぽい感じです。いいなぁ~。イー感じです。でも、「戦闘妖精」というネーミングは理解に苦しみます。アキハバラのメイドカフェに感じた違和感に近い。タイトルが変わると作品の見え方が大きく変わるのでは無いかと思います。こんな例は珍しい。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/神林長平
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評価は4です。
======= 写真 ========
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
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=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
久しくSF小説の最前線のものを読んでいなかったので、伊藤計劃の「虐殺器官」を読んでびっくりしましたが、本書は少し異なった驚きを感じました。私が慣れ親しんだSF小説の典型的なものは、科学技術への素朴な信仰が基礎となっているので、コンピュータやロボットが人間に取って代わり得ることがテーマとなっても、それが、人間存在の根源的な問い掛けにはなっていませんでした。本書は、その存在の有り様をテーマとしています。科学技術へ疑いが生んだ作品と感じました。
一方で、戦闘機のメカニズムや関連システムの詳細な描写がオタクっぽい感じです。いいなぁ~。イー感じです。でも、「戦闘妖精」というネーミングは理解に苦しみます。アキハバラのメイドカフェに感じた違和感に近い。タイトルが変わると作品の見え方が大きく変わるのでは無いかと思います。こんな例は珍しい。
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