浅野忠信さん、香川照之さん、お疲れ様でした。そして松田さん、蟹江さん良かったね。木村監督のすさまじい執念が完成させた映画であると思います。
本作品は、現地ロケで作った作品であるとの前評判と予告の映像に興味を惹かれ観ました。厳しい自然を描写したい、との思いが強く出過ぎていたせいか、かえって単調に感じる場面もありましたが、文字通り「凄まじい」という一語に尽きる映像の続出でした。太古の地球で堆積した土が深い大地の中で堆積岩となり、やがて隆起し褶曲した塊が、剣岳の岩肌となってそびえています。恐らく地層は水平から80度位の角度まで傾いているのではないか。そして、長い年月を経て風化し、険しく脆くなっている。
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URL => http://www.tsurugidake.jp/
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上記のURLで、「撮影の記」を見ると、出演者やスタッフの苦労の一端と志が伺えます。立派な仕事は、不屈の志によって成し遂げられるのだと感じました。俳優やスタッフの皆さんが、40kg以上の荷物を背負って何度も登って行く様子も記録されています。本当にびっくりです。
原作が新田次郎さんであるため、映画化は、ご子息の藤原正彦氏の了解を得たとのことで、藤原氏のインタビューも見られます。
作品の登場人物は、多分に類型的に描かれており素朴な感じです。正しい人は正しい人として、虚栄の世界に生きている人はそのように描かれています。しかし、愚直な作品が人の心に迫ることも確かです。主演の浅野さんと香川さんの演技が素晴らしく、また、松田優作さんと蟹江敬三さんのご子息も頑張っています。そのほかの脇役人も芸達者をそろえており、日本映画の良心を具現化した作品であると思いました。
会場には私同様、年配の人が多く、ロールエンドまで見ていた人が大変多かったのが印象的でした。
評価は5です。
本作品は、現地ロケで作った作品であるとの前評判と予告の映像に興味を惹かれ観ました。厳しい自然を描写したい、との思いが強く出過ぎていたせいか、かえって単調に感じる場面もありましたが、文字通り「凄まじい」という一語に尽きる映像の続出でした。太古の地球で堆積した土が深い大地の中で堆積岩となり、やがて隆起し褶曲した塊が、剣岳の岩肌となってそびえています。恐らく地層は水平から80度位の角度まで傾いているのではないか。そして、長い年月を経て風化し、険しく脆くなっている。
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URL => http://www.tsurugidake.jp/
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上記のURLで、「撮影の記」を見ると、出演者やスタッフの苦労の一端と志が伺えます。立派な仕事は、不屈の志によって成し遂げられるのだと感じました。俳優やスタッフの皆さんが、40kg以上の荷物を背負って何度も登って行く様子も記録されています。本当にびっくりです。
原作が新田次郎さんであるため、映画化は、ご子息の藤原正彦氏の了解を得たとのことで、藤原氏のインタビューも見られます。
作品の登場人物は、多分に類型的に描かれており素朴な感じです。正しい人は正しい人として、虚栄の世界に生きている人はそのように描かれています。しかし、愚直な作品が人の心に迫ることも確かです。主演の浅野さんと香川さんの演技が素晴らしく、また、松田優作さんと蟹江敬三さんのご子息も頑張っています。そのほかの脇役人も芸達者をそろえており、日本映画の良心を具現化した作品であると思いました。
会場には私同様、年配の人が多く、ロールエンドまで見ていた人が大変多かったのが印象的でした。
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