読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

人生は手帳で変わる

2009年01月27日 22時31分26秒 | ■読む
フランクリン・コヴィー・ジャパン編著、キングベアー刊。
久しぶりに、手帳に関心が湧き、関連書籍を何冊か読み始めました。手始めが本書です。私自身、仕事の業務管理を上手にこなすため、様々な方法を試してきました。大きさやフォーマットなど、色々試しました。見開き一ヶ月、見開き一週間など。また、超整理手帳は、二度使いました。
現在は、B5サイズの手作りフォーマットですが、見開きの左側が一週間の書き込み欄、右側がToDoList羅列です。また、年間の見開き一覧も作ったりと、結構、工夫をしています。現在は、「納得のいくフォーマットは自分で作るしかない。」と考えており、参考になるフォーマットや使い方があると、参考にし試しています。

さて、本書は、ベンジャミン・フランクリンが実践していた方法を基本として、コヴィー博士が提唱した考え方で手帳を使っているユーザーの実践例を主に記しています。何よりも、自分の人生観・価値観に沿った長期的な目標(夢)を設定し、それを達成するために、年、月、週、日に具体的なマイルストーンを設定し、さらに行動に落とし込む、という、目的指向型のプランニングを提唱しています。また、自分の役割が、社会の中で多面的であり、それぞれの役割ごとに目指す目標を設定する、ということも合わせて提唱しています。

コヴィー博士は「7つの習慣」というベストセラーの著者で、その本は全世界で1500万部を、日本でも100万部以上を販売したそうです。(いずれ読んでみようかな)
実践者の例だけでなく、示唆に富んだ言葉が数多くありました。例えば次の通りです。
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●未来から現在を見るという俯瞰的なスタンスで成果に焦点を絞りながら、仕事の段取りを支援してくれる・・・
●時間自体を管理することはできない。管理できるのは自分の行動だけである。
●私達の行動が深い価値観と一致したときに、本当の心の安らぎを得ることができる。
●役割全てのバランスを取るとうのが、ライフバランスの本質に近い。
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非常に示唆に富んだ言葉で、手帳自体の使い方も使えそうなアイディアがいくつかありました。手帳マニアにお勧めの書です。
評価は4です。

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