読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

芙蓉の干城(たて)

2019年06月12日 17時46分05秒 | ■読む
松井今朝子著、小説新潮連載
小説新潮2018年5月号まで連載された作品です。松井さんの作品を初めて読みました。舞台は昭和初期の東京。日本は中国に触手を伸ばし、欧米の国々に警戒され、次第に戦争へ傾きかけていた。芸能に造詣の深い大学講師の主人公が、姪の見合いで訪れた歌舞伎座で見掛けた人物が殺されてしまった。その犯人捜しの物語。歌舞伎への深い知識を生かした歌舞伎界の内情と当時の時代背景を見事に再現している点に読み応えがあります。読了し、タイトルの意味が分かる仕掛けになっており、中々に凝った作りの作品でした。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/松井今朝子
     http://www.kesako.jp/
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評価は4です。

※壁紙専用の別ブログを公開しています。
=> カメラまかせ 成り行きまかせ
=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2

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