横田増生著、小学館刊
横田さんの別の著書「潜入ルポamazon帝国」を以前読んだことがあり、本書でも潜入ルポが重要な部分で行われています。
私もお世話になっている宅急便の現場の実態が本書のキモです。
いささか週刊誌的な手法と記述ですが、現場の苦労を体験している為、非常に説得力があります。
職業に貴賎は無いというものの、苦労と対価が釣り合わない仕事が多いと思いますが、宅配の仕事は取り分け過酷と感じました。
本書は2015年に出版されたものを文庫本化したもので、2018年11月11日出版で、最後に「文庫版 仁義なき宅配 残業死闘篇」が加筆されています。
一時、マスコミ報道で宅配の問題点の一部が世間に広まり、受託価格の見直しなど改善が図られてようです。
箱根駅伝の最には、配達員が偶然一緒に走って配達していることが話題になりました。
私も、配達員が車から小走りで配達している様子を何度も見掛けました。
だから、配達してもたった時は「お世話様でした」と一声掛ける様にしています。
-------------
○横田増生
-------------
評価は4です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
〇カメラまかせ 成り行きまかせ 〇カメラまかせ 成り行きまかせその2
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます