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阪井すみお著、彩図社刊
私はギャンブル一般をやりません。しかし、ギャンブルの愛好者を何人も知っています。特にパチンコの虜になってしまった(幸せな)人は何人もいました。
「昨日は勝った」と豪語する先輩を見て、上司に「そんなに勝てるののは素晴らしい」というような頓馬な感想を述べると、彼は「負けた時は言わないものだ」と語っていました。その上司も虜になった人でしたが、勝ち負けの話をしたことがありませんでした。
また、別な虜は、「今日こそは真っ直ぐ家に帰ろうと固く誓っても、気が付くと、パチンコ屋の駐車場に向かって、腕が勝手にハンドルを切ってしまうんですよ。」とオカルトな調子。
また、別な人物は、「パチンコ依存から脱する為に右手の親指と人差し指の間をカッターで傷を付けたのだよ」のしみじみと語っていました。本当かなぁ~?
最近では、コロナ騒動で営業自粛を要請されながら営業していたパチンコ店が騒ぎになり、開店を待って並ぶ人々をテレビで放映していました。
私が見聞きした事から、この人達はギャンブル依存症という、れっきとした病人だから・・・、と感じましたが、どーなんでしょーか。
さて、本書は、そんな魔界の住人であった著者が、そこで働く人々と経営者、そして遊戯の虜となった人々のあれやこれやを、自嘲を込めて語っています。多くの人は、嗜好、性癖、衝動、欲望で操られてしまうことが避けられないと、年齢と共に悟りの境地(あの世へ行く時)に近付いています。それが凝縮しているのがギャンブルなのでしょうか。
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○パチンコ
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評価は3です。
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