マルク・レヴィンソン著、ダイヤモンド社刊
ある「物」あるいは「分野」を通して歴史を考察する本が面白い。
例えば、金や銀、武器や技術から世界の歴史を分析した著作があります。
本書は、経済のグローバル化の波が何度か生じ、世界の物流が辿った道のりを、その原因と影響を交えて述べています。
その原因と影響が諸国の社会と経済にどのように影響を及ぼし、その結果が更に物流にどのような影響を及ぼしたのかが述べられています。
現在は第4のグローバル化の波の中にあり、「物」から「情報」へと変化の局面が大きく変化しつつある。
歴史は、常に未知の領域に入り、その時々に変化して、従来とは全く異なる世界へ移行しつつある。
と理解しました。
著者には「コンテナ物語」という著作があり、本書でもその登場が及ぼした物流革命の一端を解説しています。
この本も近日中に読みたいと思います。
物流という視点で社会経済の変遷を見ることで、新たな視野が開けた様に思います。
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○マルク・レヴィンソン
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評価は5です。
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