山本兼一著、文春文庫刊。いやぁー、久々の感動です。吉村昭さんの作品を読んだ時のような、深くて穏やかな感動です。松本清張賞受賞作です。ネットで調べたら、私より少し年配で、出版社勤務からフリーライターを経て作家デビューをされた由。発表された作品は、まだ少ないようです。
URL == http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E5%85%BC%E4%B8%80
作品中、職人の志の高さが随所に表現されています。そして、天主を支える巨木の確保や、石垣用の巨石の運搬など、「匠の技」が大好きな私は、ハラハラドキドキの連続でした。その一方で、頭領親子の確執と和解や敵方の乱波(らっぱ==忍び?)の暗躍など、人間模様も重層的に物語が進みます。そして、なにより驚いたのは、天主の構造や建設方法など、全くの謎なのだそうですが、作者は、様々な調査で独自の組み立てをしています。それは、巻末の取材先や参考文献の一覧を見ても分かります。
URL == http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E5%9C%9F%E5%9F%8E
評価は5です。
URL == http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E5%85%BC%E4%B8%80
作品中、職人の志の高さが随所に表現されています。そして、天主を支える巨木の確保や、石垣用の巨石の運搬など、「匠の技」が大好きな私は、ハラハラドキドキの連続でした。その一方で、頭領親子の確執と和解や敵方の乱波(らっぱ==忍び?)の暗躍など、人間模様も重層的に物語が進みます。そして、なにより驚いたのは、天主の構造や建設方法など、全くの謎なのだそうですが、作者は、様々な調査で独自の組み立てをしています。それは、巻末の取材先や参考文献の一覧を見ても分かります。
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