読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

ブラザーの再生と進化

2009年08月03日 20時53分50秒 | ■読む
安井義博著、生産性出版刊。
我が家にはプリンターが沢山ありました。インクジェットとレーザービームです。新品、中古、もらい物などです。しかし、現在ではそれぞれが1台で、他に複合機が1台に減りました。以前はインクジェットはエプソン、レーザービームはキャノンを使っていましたが、現在はインクジェットがキャノン、レーザービームがブラザーです。キャノンのレーザービームプリンターを物色していたのですが、たまたま「価格com」の口コミを見ていたら、ブラザーのプリンターの評価が高く、詳しく調べるとコストパフォーマンスが極めて高いことが分かりました。結局、ブラザー工業製の「HL-5250DN」を購入しましたが、決定の際の条件と選択の理由は次の通りです。
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●条件
 ○印字サイズ=>A4
 ○トナーカートリッジが安いこと
●選択の理由
 ○標準でLAN端子を装備している
 ○標準で自動両面印刷機能あり
 ○手差し給紙枚数が複数枚OK
 ○手差しでもカセットでもはがき印刷ができる
 ○トナーカートリッジが、観光部と定着部の2つに分かれていて、安いコストで交換できる
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しかも値段が安く、性能も上々です。これは絶対おすすめです。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/ブラザー工業
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そんなことで、これ程優秀な製品を作っている会社に関心を持つようになりました。そんな時に目に触れて、本書を読みました。結果は製品同様、非常な良書です。起業家一族出身の社長でありながら、見識に優れ、数々の改革に取り組み、「ミシンのブラザー」を大きく変貌させました。そして、経営上の問題を戦略的に分析し、小手先でなく、根本的な対応を進めています。同時に人間に対する洞察力に優れており、人材育成につながる手法を駆使して、会社を成長軌道に乗せました。現在は会長に退き、節度を持って社長を補佐しているとのこと。著作の文章から、作者の真っ当なお人柄が感じられました。久々に出会った優れもののビジネス本でした。
評価は5です。

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