NHKのディレクターとしてアマゾンの先住民族ヤノマミの集落を取材した記録です。ジャングルの自然に溶け込んで生きる人々は、文明世界とは全く異なる精神世界と生活様式を持っており、著者の想像を超えていた。受け入れられるまでの苦闘と(殺されることを含む)排除への恐怖。圧倒的な身体能力の高さ故に、ジャングル内移動の際の取材の困難。記されていること全てにリアリティを感じる文体でした。どうしてそれ程の(文明になれきった人間にとって)過酷な環境に耐えられたのか。圧巻は、苦しんだ末の出産の後を見守った後の驚愕。著者達取材陣達の衝撃が読み手にも(幾分かは)伝わってきました。そして、文明という毒がヤノマミの人々に浸透しつつある現状を憂慮しつつ、傍観するほかはない著者の苦しさと悲しみの幾分かを理解できたように思います。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/国分拓
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヤノマミ族
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評価は5です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
=> カメラまかせ 成り行きまかせ
=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
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