スティーヴン・ハンターの極大射程を読んだ時以来の感動的な小説に出会いました。ベトナム戦争で勲功を立てた元グリーンベレー所属の主人公が、退役後の平静な生活を送っていますが、ある時、元上官から呼び出しがありました。決して望んだ再会ではありませんが、指定の場所に行くと・・・。その後の展開は、緊張感、意外性など冒険小説の王道を行く見事な筋書きです。そして、実にリアルでスリリングな筋書きが見事です。誠にリアルです。
同時に、登場人物の設定が、単純でありながら、ありそうで納得出来ます。そして、ホントの悪党が出てこない、不思議な作品です。それぞれが、それぞれの正義に準じて行動するのです。現実の世の中には、自分なりの正義さえも失っている悪党もいる一方で、こうした小説世界で議に殉じて生きる男たちの物語に心打たれます。
評価は5です。
同時に、登場人物の設定が、単純でありながら、ありそうで納得出来ます。そして、ホントの悪党が出てこない、不思議な作品です。それぞれが、それぞれの正義に準じて行動するのです。現実の世の中には、自分なりの正義さえも失っている悪党もいる一方で、こうした小説世界で議に殉じて生きる男たちの物語に心打たれます。
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