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水戸市の常陽史料館で7/24まで開催されていた展覧会です。そもそも「かな料紙」なる言葉を知らなかったのですが,歴史の教科書などで見たことのある源氏物語絵巻などの巻物や色紙に用いられた紙のことだそうです。
茨城県では,常陸太田市の小室さん親子が伝統を守っておられるそうですが,全国的にも作り手が少なくなっているとのことです。
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URL => http://www.joyobank.co.jp/news/pdf/20110531.pdf
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会場で小室さん親子の制作風景と解説がビデオで流れており,大変興味深く拝見しました。紙は雁皮紙をつかっており,染料は,植物の皮などから抽出して手作りしたものを使用しています。(草木染)また,金や銀の粉や細く切った細片を蒔いて紙の表面に定着させていました。更には,色合いの異なるものや,金銀を振り掛けて文様を形成したものを張り合わせる技法も紹介されていました。非常に繊細で雅な印象を受けました。息子さんは,30年修行しないと一人前にはならない,と語っていました。作業を見ていると簡単に見えるのですが,かなり難しい作業のようです。
恐らく,解説ビデを観なければ,作品だけを見ていも,ピンと来なかったかもしれません。小室さんの作品は,オリジナルのものに加え,昔から伝わる料紙を再現したものも展示されており,ビデオで理解した技法を思い浮かべながら製作工程を想像しながら鑑賞できました。
評価は4です。
茨城県では,常陸太田市の小室さん親子が伝統を守っておられるそうですが,全国的にも作り手が少なくなっているとのことです。
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URL => http://www.joyobank.co.jp/news/pdf/20110531.pdf
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会場で小室さん親子の制作風景と解説がビデオで流れており,大変興味深く拝見しました。紙は雁皮紙をつかっており,染料は,植物の皮などから抽出して手作りしたものを使用しています。(草木染)また,金や銀の粉や細く切った細片を蒔いて紙の表面に定着させていました。更には,色合いの異なるものや,金銀を振り掛けて文様を形成したものを張り合わせる技法も紹介されていました。非常に繊細で雅な印象を受けました。息子さんは,30年修行しないと一人前にはならない,と語っていました。作業を見ていると簡単に見えるのですが,かなり難しい作業のようです。
恐らく,解説ビデを観なければ,作品だけを見ていも,ピンと来なかったかもしれません。小室さんの作品は,オリジナルのものに加え,昔から伝わる料紙を再現したものも展示されており,ビデオで理解した技法を思い浮かべながら製作工程を想像しながら鑑賞できました。
評価は4です。
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