読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

北京旅行:その41:京劇

2010年08月30日 19時41分05秒 | ■旅する
今回の旅行で、雑伎団よりも京劇のオプションを楽しみにしていました。しかし、その素晴らしさを理解できるか、若干心配していました。
夕食後に訪れた京劇の舞台は、あるホテルの中にある劇場でした。入場すると、早速、ガイドのSさんが席を確保してくれました。雑伎団の時もそうでしたが、結構良い席を確保してくれました。日本語が下手で手抜きであっても、こうした所は抜け目がないSさんです。
さて、席に座っていると、英語の他に日本語のアナウンスもあり、解説のヘッドフォンのサービス(有料です)があることと、芝居が始まる前に、俳優達が化粧をする様子を見ることが出来るとのことでした。
早速出掛けて楽屋を見ると、(主役級はいないと思いますが)俳優達がメークアップをしていました。(写真:A)
自席に戻って改めて周りも見ると、私たちの座った席は、いわば普通の席ですが、通路より前は、食事も出来るテーブル席です。(写真:B)これは、この劇場のあるホテルの宿泊客で料金も高いのではないかと思いました。私の周りには欧米系の若い外国人がたくさんいました。恐らく10代後半から20代全般までの若い人々で、身なりもきちんとしていました。
舞台は(写真:C)の通りで、取り分け奇異な感じも受けませんでした。そして、いよいよ劇が始まりました。その日は2つの物語で、最初のものは、先に旅に出た恋人を追う、うら若い女性が、川で船頭と問答をして船に乗る話です。(写真:D)
この時、登場した主演男優が女性の声を、例の甲高い声で発すると、欧米系の人達は盛んに笑っていました。京劇を知らないとはいえ、日本人は、京劇独特のこの声を聞いているので、笑うほどにはビックリしませんが、初めて聞くと、鶏が絞め殺される時に発する声のように聞こえ、思わず笑ってしまったのだと思います。
ヘッドフォンで、劇の筋書きや劇の見所を日本語で聞くことが出来ましたし、舞台の左手の電光掲示板に、台詞が非常に簡潔な英文で表示されるので、よく理解でき鑑賞できました。女性と船頭が船に乗っているので、船の揺れに従って、それぞれが上下に揺れる様など、数少ない道具で、状況描写を実に見事に演じているのに驚きました。
次の物語は、女盗賊の一味が財宝を盗み出す話です。(写真:E)から(写真:F)。ここでは、特に(写真:G)で戦う女盗賊が、相手の槍を足で受けて、そのまま見事に蹴返す技が何度も繰り返され、拍手喝采でした。また、(写真:F)のように、見せ場で見栄を切るのが、歌舞伎を同じで、その時に掛け声を掛けるのです。私も思わず掛けましたが、今は、何と掛けたのか忘れましたが、多分日本語の「良いぞー!!」見たいな感じだと思います。非常に見応えが有りました。
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URL => ttp://ja.wikipedia.org/wiki/京劇
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