
1958年(昭和33年)公開のアメリカと西ドイツの共同制作映画です。物語は第2次世界大戦下の大西洋を、アメリカ海軍の駆逐艦がドイツ軍のUボートを捜索している場面から始まります。乗組員は新しい船長が、民間人から駆り出された即席の未熟な人物ではないかと危惧しています。
やがて、Uボートを補足し、追跡が始まると艦長は見事な指揮力を発揮します。一方、Uボートの艦長は、第一次世界大戦からのたたき上げの軍人で、ナチスに対して批判的ですが、非常に優秀な指揮艦です。
物語は、この両者の頭脳戦を描いていますが、駆逐艦は、実際のアメリカ海軍の駆逐艦を使用しており、爆雷の射出や爆発は全て本物です。今から半世紀以上前の映画でありながら、現物を使っての撮影はCG以上の説得力がありました。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/眼下の敵
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戦後にあって、戦勝国のアメリカと敗戦国のドイツを、どちら側の人間も色々な人々がいたのだという当たり前の事実を描いていて公平です。一部特撮がありますが、これは当時の日本の技術と比べてどうだったのでしょうか。興味があるところです。
評価は4です。
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