渡辺弘之著、築地書館刊
小さい頃は、蝉取りなどで結構昆虫を素手で触っていました。しかし何時からか、何となく気味が悪くて、最近では触るのが嫌です。母は全く平気でした。ゴキブリなどは素手で叩きつぶしていましたから。そんな母も今はいませんが、生前の虫にまつわる話。
戦後間もなく結婚した父と母は、本当に裸一貫で暮らし始めたので、いつもお金がなかった。そんなある日、母は目出度い黄金虫を見つけたので、はながみに包んでおき、帰宅した父に見せたそうです。すると父は酷く怒った。その虫は黄金虫ではなくゴキブリだったのだそうです。山の中の農家で育った母は、それまでゴキブリを見たことがなかったそうで、父は母を田舎者と罵ったとのことです。(父も母の近くの田舎者でしたが、幾分か田舎でない程度で、自宅にゴキブリがいたのだそうです。)
さて、本書の著者は森林生態学者だそうです。世界中の地中の生き物に造詣が深く、著書には、樹木の他に地中動物に関するものがあります。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/渡辺弘之
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本書は、宇宙や海底よりも未知の世界である地中の生きものである昆虫を主に取り上げています。ミミズやアリに始まり、ヤスデ、ヒキガエル、ダンゴムシなどなど。気持ち悪い面々が次々に登場します。しかし、それぞれの生きものが、独自の生態を持っており、非常に多面的で豊かな生態系を形成していることが分かります。ファーブルで有名なスカラベ(フンコロガシ)も登場しますが、凄いのは、その大きい種類のフンコロガシが作った糞の玉が
東南アジアの大道商人が売っており、その中の幼虫を、人間が料理して食べるのだそうです。何とも、人間は凄いですね。
評価は4です。
小さい頃は、蝉取りなどで結構昆虫を素手で触っていました。しかし何時からか、何となく気味が悪くて、最近では触るのが嫌です。母は全く平気でした。ゴキブリなどは素手で叩きつぶしていましたから。そんな母も今はいませんが、生前の虫にまつわる話。
戦後間もなく結婚した父と母は、本当に裸一貫で暮らし始めたので、いつもお金がなかった。そんなある日、母は目出度い黄金虫を見つけたので、はながみに包んでおき、帰宅した父に見せたそうです。すると父は酷く怒った。その虫は黄金虫ではなくゴキブリだったのだそうです。山の中の農家で育った母は、それまでゴキブリを見たことがなかったそうで、父は母を田舎者と罵ったとのことです。(父も母の近くの田舎者でしたが、幾分か田舎でない程度で、自宅にゴキブリがいたのだそうです。)
さて、本書の著者は森林生態学者だそうです。世界中の地中の生き物に造詣が深く、著書には、樹木の他に地中動物に関するものがあります。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/渡辺弘之
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本書は、宇宙や海底よりも未知の世界である地中の生きものである昆虫を主に取り上げています。ミミズやアリに始まり、ヤスデ、ヒキガエル、ダンゴムシなどなど。気持ち悪い面々が次々に登場します。しかし、それぞれの生きものが、独自の生態を持っており、非常に多面的で豊かな生態系を形成していることが分かります。ファーブルで有名なスカラベ(フンコロガシ)も登場しますが、凄いのは、その大きい種類のフンコロガシが作った糞の玉が
東南アジアの大道商人が売っており、その中の幼虫を、人間が料理して食べるのだそうです。何とも、人間は凄いですね。
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