読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

北京いかがですか?

2010年05月28日 18時38分32秒 | ■読む
小田空著、創美社刊
本書は、著者の小田さんが中国で生活する中で気付いた、日本人から見て、目が点になるような体験や出来事を漫画で紹介しています。下記のURLによれば、小田さんは、1959年生まれの漫画家です。私と5歳しか違わない!ビックリしました。本書は2008年に出版されたとのこですから、50歳前後の体験だと思おうのですが、作中の「オダ」がお下げの可愛い女の子だから、ということもありますが、非常に感度が良い、好奇心が旺盛な印象があって、年配の女性という感じがしません。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/小田空
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1テーマ3~5ページ位のボリュームの漫画で様々な事柄を紹介していて、非常に分かり易く、高密度かつ過不足のない情報量です。電気やガスなどが、使用料金をあらかじめ払い込んだカードを使わないと利用できず、その料金が無くなってしまうと、当然利用できない、という仕組みや、携帯電話での中国語の入力の話は非常に面白かった。特に中国語変換で漢字をたった5つの筆遣いに集約してキーに割り当て、キーを押す毎に、インクリメンタルサーチを使用して候補の漢字を表示するのは凄いです。
その他、マスコミで報道される中国のイメージと実際の中国の人々の違いを紹介し、日中友好を願っている作者の主張に感じ入りました。
評価は4です。

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