読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

大ナポレオン展:その2

2008年12月05日 17時31分58秒 | ■見る
さて、展覧会の中身ですが、この時代の絵画は、それ以前ともそれ以後とも全く異なるように思えます。極めて写実的で、かつ、即物的なのでした。つまり、美化されていたとしても、そこに、実在の人物がいるのだなぁ、という感じがするのでした。
また、ナポレオンのエジプト遠征の際の記録画が素晴らしい。石版版画なのでしょうか。細密で写真のようです。その遠征で発見されたのが、かの有名なロゼッタストーン。その際の学術調査の成果は、以後のエジプト学の端緒となったようです。
展覧会の目玉は、宝石の類でした。なんとなく、客層が違うなぁ、と思っていたら、コレでした。小さな女の子に母親が「お母さんはコレが見たかったのよ」と言っておりました。数々の装飾品がありましたが、細い細い金線を編み上げたブローチや、ダイヤモンドで埋め尽くされた柄を持つ髪留め、そして圧巻はダイヤモンドを存分に使用したティアラ。まぁまぁ、光り物好きの女性には、さぞかし目福で目の毒なのでしょう。この展示のためか、特に警備員の多かったのと、宝石付近には男性の警備員が配置されていました。そして、宝石の展示スペースのみ区切れて暗くされており、宝石それぞれに効果的な照明が当てられていたのでした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大ナポレオン展:その1 | トップ | カムイ伝 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

■見る」カテゴリの最新記事