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堀辰雄著、朗読:加藤健一、新潮CD発行
以前カセットで聞いた作品を、別な朗読で聞きました。何処かで聞いたことがある、と思いネットで検索すると昔青春ドラマで出演していた方です。やや歯切れが悪い朗読ですが、主人公の一人称で語られており、男性が主人公なので、以前聞いた作品が女性であったためか、やや不自然な感じがしたため、本朗読の方が、自然にに感じました。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/加藤健一
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さて、本作品は、堀辰雄の地位を確立した作品です。1937年(昭和12年)の作品で、作品の隅々に教養主義や、(川端康成の「伊豆の踊子」にも共通する)知識人特有の鼻持ちならない感じがあります。
物語は、肺結核にかかった許嫁とのサナトリウムでの、幸せでありながら、死への予感を秘めた静かで重い時間。そして、許嫁が亡くなって、主人公が緩やかに穏やかに思い出と転化するまでの有り様を風景や風などの身の回りの事共に仮託しながら、進んで行きます。恐らく、書籍では読み通せないと思う程の、回りくどさで私には不向きですが、朗読があるお陰で、こうした苦手な作品も味わえます。
評価は3です。
以前カセットで聞いた作品を、別な朗読で聞きました。何処かで聞いたことがある、と思いネットで検索すると昔青春ドラマで出演していた方です。やや歯切れが悪い朗読ですが、主人公の一人称で語られており、男性が主人公なので、以前聞いた作品が女性であったためか、やや不自然な感じがしたため、本朗読の方が、自然にに感じました。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/加藤健一
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さて、本作品は、堀辰雄の地位を確立した作品です。1937年(昭和12年)の作品で、作品の隅々に教養主義や、(川端康成の「伊豆の踊子」にも共通する)知識人特有の鼻持ちならない感じがあります。
物語は、肺結核にかかった許嫁とのサナトリウムでの、幸せでありながら、死への予感を秘めた静かで重い時間。そして、許嫁が亡くなって、主人公が緩やかに穏やかに思い出と転化するまでの有り様を風景や風などの身の回りの事共に仮託しながら、進んで行きます。恐らく、書籍では読み通せないと思う程の、回りくどさで私には不向きですが、朗読があるお陰で、こうした苦手な作品も味わえます。
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