原作は読んでいませんが、例によって伊坂幸太郎さんの凝った作りのストーリーです。音楽一筋のアマチュアバンドがデビューを果たしますが、全く売れません。三枚目のアルバムを作って解散してしまったようですが、最後のアルバムで会心の出来となった曲が「フィッシュストーリー」という名前。
その音楽が人々に届くのか、というバンドの男達とプロドューサーの思いが、何十年後日に叶います。しかも地球を救うことになるのでした。その関係性が、全くばらばらな登場人物達の、断片的な描写によって描かれ、最後に一つになって謎が解ける、という井坂ワールドそのまんまの展開です。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/フィッシュストーリー
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井坂さんは作品を手掛ける時、全体の構成をきめ細かく決めてから書き始めるので、読み終わっての破綻は全くありません。しかし、その一方で「あざとい」感じがしないでもありません。そこが魅力なので、言い始めたら身も蓋もありませんが、こうした作家が出て来たのは、書き手の幅が広がった証だと思います。それにしても、映画向きの小説を巧に書ける人ですね。
評価は4です。
その音楽が人々に届くのか、というバンドの男達とプロドューサーの思いが、何十年後日に叶います。しかも地球を救うことになるのでした。その関係性が、全くばらばらな登場人物達の、断片的な描写によって描かれ、最後に一つになって謎が解ける、という井坂ワールドそのまんまの展開です。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/フィッシュストーリー
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井坂さんは作品を手掛ける時、全体の構成をきめ細かく決めてから書き始めるので、読み終わっての破綻は全くありません。しかし、その一方で「あざとい」感じがしないでもありません。そこが魅力なので、言い始めたら身も蓋もありませんが、こうした作家が出て来たのは、書き手の幅が広がった証だと思います。それにしても、映画向きの小説を巧に書ける人ですね。
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