本作品の主人公である杉田秀夫さんは、誠に素晴らしい方であったようです。この瀬戸大橋が完成したのは1988年(昭和63年)ですが、その少し後にルポタージュを読みました。その書籍の冒頭で著者は、この世紀の大事業を成功に導いたのは、工事事務所長に着任した杉田さんの人柄だという話を諸処で聞いて、当初の方針を変えて、杉田さんを中心とした物語とした、と語っていたように記憶しています。
上記の事柄が本作でも紹介されていました。加えて、同じように重要な人物が登場しました。潜水夫の飯島靖郎さんです。現場の人らしい良い顔をした人で、語り口も不動の巌のような趣がある方です。飯島さんは、杉田さんと同じく、この世紀の事業に不可欠であったようです。退職後は、瀬戸大橋が見える小さなマンションを購入し、奥様と毎日瀬戸大橋を見ながら暮らしているとのことでした。
そして杉田さんです。杉田さんは、工事中に奥様をガンで亡した後、3人の幼い娘さん達を育てながら仕事に邁進した。そして、工事完成後は、出世を望まず自宅で、娘達を育て上げ、62歳で余を去ったとのことです。母校の丸亀高校での講演会で「瀬戸大橋が大きな仕事であったことは確かだが、人生の大事業は、その事業の規模などで決するのではない」といった趣旨の話をされていたそうです。本作の最後に、田口トモロヲさんのナレーションで「杉田さんは瀬戸大橋と三人の娘を育てあるという大事業を成し遂げた後、62歳で世を去った。」と締めくくっています。
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URL => http://www.dokokyo.or.jp/ce/kikanshi0110/aruku2.htm
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評価は5です。
上記の事柄が本作でも紹介されていました。加えて、同じように重要な人物が登場しました。潜水夫の飯島靖郎さんです。現場の人らしい良い顔をした人で、語り口も不動の巌のような趣がある方です。飯島さんは、杉田さんと同じく、この世紀の事業に不可欠であったようです。退職後は、瀬戸大橋が見える小さなマンションを購入し、奥様と毎日瀬戸大橋を見ながら暮らしているとのことでした。
そして杉田さんです。杉田さんは、工事中に奥様をガンで亡した後、3人の幼い娘さん達を育てながら仕事に邁進した。そして、工事完成後は、出世を望まず自宅で、娘達を育て上げ、62歳で余を去ったとのことです。母校の丸亀高校での講演会で「瀬戸大橋が大きな仕事であったことは確かだが、人生の大事業は、その事業の規模などで決するのではない」といった趣旨の話をされていたそうです。本作の最後に、田口トモロヲさんのナレーションで「杉田さんは瀬戸大橋と三人の娘を育てあるという大事業を成し遂げた後、62歳で世を去った。」と締めくくっています。
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