浅田次郎著、講談社文庫刊
久し振りに浅田さんの作品を読みました。浅田さんの作品は幅が広く奥行きも深い、誠に不思議な作家だと思います。「きんぴか」面白かったなぁ。「鉄道員」泣かされたなぁ。本書は「きんぴか」などの初期の作品群から方向転換を図った作品とのことで、後書きによれば、取材と資料の読み込みに2ヶ月、5ヶ月で書き上げたとのことです。何とも凄い。努力があってこその成功ではありましょうが、才能と、経験に裏打ちされた実力を見せ付けられた気がします。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/浅田次郎
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本作は、マッカーサー親子の財宝を日本軍が奪取し、終戦直前に、敗戦後の日本の立て直しのために秘匿した経緯と後日談をフラッシュ・バックの手法で描いています。登場人物が多彩で、それぞれにリアリティを感じます。
終盤に差し掛かる時点で、人物同士のつながりなどが予測出来ますが、終盤の展開は以外でもあり、少し無理を感じますが納得出来る内容です。そして、浅田さんの作品は、理屈ではなく、心の美しい在り方を指し示しており、それが心に迫ります。近く映画が公開されるので読みましたが、良書です。
評価は4です。
久し振りに浅田さんの作品を読みました。浅田さんの作品は幅が広く奥行きも深い、誠に不思議な作家だと思います。「きんぴか」面白かったなぁ。「鉄道員」泣かされたなぁ。本書は「きんぴか」などの初期の作品群から方向転換を図った作品とのことで、後書きによれば、取材と資料の読み込みに2ヶ月、5ヶ月で書き上げたとのことです。何とも凄い。努力があってこその成功ではありましょうが、才能と、経験に裏打ちされた実力を見せ付けられた気がします。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/浅田次郎
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本作は、マッカーサー親子の財宝を日本軍が奪取し、終戦直前に、敗戦後の日本の立て直しのために秘匿した経緯と後日談をフラッシュ・バックの手法で描いています。登場人物が多彩で、それぞれにリアリティを感じます。
終盤に差し掛かる時点で、人物同士のつながりなどが予測出来ますが、終盤の展開は以外でもあり、少し無理を感じますが納得出来る内容です。そして、浅田さんの作品は、理屈ではなく、心の美しい在り方を指し示しており、それが心に迫ります。近く映画が公開されるので読みましたが、良書です。
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