読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

河童が覗いたインド

2016年07月10日 18時55分50秒 | ■読む
妹尾河童著、新潮社刊
妹尾さんの「覗き」シリーズの二作目のようですが、多分以前にも読んだと思います。しかし今回は、インドの歴史や地理についての書籍を二冊読んでからなので、一層興味深く読めました。それにしても、見事な絵です。そして文章もすべて手書き。しかも文章がきっちりとスペースに収まり、密度が濃く臨場感があります。好奇心の塊のような著者が、鉄砲玉のように旅をして、恐れることなく様々な体験を重ねる様子に驚くばかりです。本書は著者が50歳前後に書かれたようですが、ご自身の感性の赴くままに対象に向かって行く力強さに圧倒されました。それでいて、他者への心配りや目配りもしっかりしていて、立派な見識をお持ちだと感じました。爪の垢を頂いて早く飲んでおけば良かった・・・。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/妹尾河童
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評価は5です。

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