大沢在昌著、双葉社刊
バブル期に地上げと転売の会社に勤めていた円堂は、今は居酒屋を営んでいる。
かつて結婚まで考えていたホステスが、その会社の社長と共に、バブル崩壊時に失踪した。
その二人が生きているかもしれないという情報が、かつての同僚からもたらされ・・・
30年前の恋人と上司の裏切りに深く傷付いた主人公は調べ始めるが、いつの間にか、周囲に怪しい人々が集まり始め、事態は混迷を深めて行きます。
主人公の純情に幾分無理があると感じながら読み進めましたが、様々な伏線をくぐり抜けて真相に到達する大沢さんの作品のパターンは変わりません。
結末は消化不良気味ですが、楽しんで読了しました。
------------
○大沢在昌
------------
評価は4です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
〇カメラまかせ 成り行きまかせ 〇カメラまかせ 成り行きまかせその2
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます