読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

黒警

2017年01月06日 16時05分49秒 | ■読む
月村了衛著、朝日新聞出版刊
読み始めて、どうしても主人公に感情移入できなくて困りました。堂場竣一の「刑事・鳴沢了」の時もそうでしたが、本書の主人公のイタサさ加減がキツい。その一方で、主要な登場人物の立ち位置と辛み具合はどう展開して行くのだろうかという予測が難しい。この部分がはっきりしていることが多いのですが、本書はこの二つの点で本と向かい合い姿勢が中々定まりませんでした。ところが・・・。余りに突然でびっくりしました・・・・・。????????
「マラソンマン」の時にも退屈な展開にうんざりしていたら突然、後頭部を後ろから殴られたような感じがしましたが、本書では、歩いていたら、いきなり床が抜けた、という感じです。その後はありがちな展開ですが、本作の素晴らしさは、このびっくり仰天だと思います。その後で、タイトルの意味が分かりました。頑張れ月村さん!
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/月村了衛
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評価は4です。

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