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中野孝次著、文藝春秋発行、武田国久朗読
本作の朗読を聞くのは二度目です。朗読が淡々としていながら、作者の愛犬ハラスに対する愛情が良く伝わってきました。思い付きでプレゼントンに希望した柴犬は、子供のいない夫婦のかけがいのない家族になります。幾分か理知に過ぎると思われる作者とその奥様が、幼いハラスに心を惹かれ、成犬になって以後、様々な体験を共有して、人間同士以上の深い絆を育んで行きます。
老犬になってから、ふとしたことで行方不明になった時のご夫妻の嘆き、帰還したときの深い安堵、そして重傷を負った時の悲嘆、更には、病没の際の深い悲しみの様が簡潔に、そして率直に描かれていました。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/中野孝次
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本作は、新田次郎文学賞を受賞しているとのことですが、優れたノンフィクションである一方で、人の心を解き明かす、癒しの書でもあると思います。
評価は4です。
本作の朗読を聞くのは二度目です。朗読が淡々としていながら、作者の愛犬ハラスに対する愛情が良く伝わってきました。思い付きでプレゼントンに希望した柴犬は、子供のいない夫婦のかけがいのない家族になります。幾分か理知に過ぎると思われる作者とその奥様が、幼いハラスに心を惹かれ、成犬になって以後、様々な体験を共有して、人間同士以上の深い絆を育んで行きます。
老犬になってから、ふとしたことで行方不明になった時のご夫妻の嘆き、帰還したときの深い安堵、そして重傷を負った時の悲嘆、更には、病没の際の深い悲しみの様が簡潔に、そして率直に描かれていました。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/中野孝次
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本作は、新田次郎文学賞を受賞しているとのことですが、優れたノンフィクションである一方で、人の心を解き明かす、癒しの書でもあると思います。
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