読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

にせアカシア

2009年08月29日 05時06分20秒 | ■聴く
伊集院静作、横浜カセット文庫発行
瀬戸内海に面した町で生まれ育った志津子は、東京に出てきてから同郷の男と同棲し始めた。男は、学業の傍ら音楽の道に入ったが、次第に挫折して行く。やがて破局と共に辛い別れを経て、志津子は最後の花盗人いわれる老人から様々なことを教わり、花屋として生きて行く。どうしてか同郷の男たちと情を通じて・・・。
場面を切り取って並べながら、フラッシュバックによって、次第に全体像が浮かび上がって行きます。愛する男を失った主人公の深い悲しみが胸に迫りました。
評価は4です。

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