月村了衛著、ミステリマガジン連載
早川書房のミステリマガジンに連載され、2017年5月号で最終回を迎えた作品です。中国の巨大企業と組んで行われた国家的なプロジェクトを巡って政財官の癒着と暗躍を背景にして起こった連続殺人事件の真相究明に、特捜部を中心とした合同操作が始まります。相変わらず嫌われている特捜部ですが、更に「敵」と中国マフィアの思惑が重なり、事態は混迷を深めてゆきます。
今回は、ライザと緑が物語の核となり、それぞれが抱えたトラウマを中心にして物語が進みます。敵役となる殺し屋の「狼眼殺手」の正体とその出現の謎解きも本作のテーマの一つです。相変わらず重厚で息苦しい展開ですが、従来のシリーズ作品よりは読んでいる時の息苦しさは少ないように感じました。まだ沖津の背景が明らかではありません。今後の展開が更に楽しみなシリーズ作品です。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/月村了衛
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評価は5です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
=> カメラまかせ 成り行きまかせ
=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
早川書房のミステリマガジンに連載され、2017年5月号で最終回を迎えた作品です。中国の巨大企業と組んで行われた国家的なプロジェクトを巡って政財官の癒着と暗躍を背景にして起こった連続殺人事件の真相究明に、特捜部を中心とした合同操作が始まります。相変わらず嫌われている特捜部ですが、更に「敵」と中国マフィアの思惑が重なり、事態は混迷を深めてゆきます。
今回は、ライザと緑が物語の核となり、それぞれが抱えたトラウマを中心にして物語が進みます。敵役となる殺し屋の「狼眼殺手」の正体とその出現の謎解きも本作のテーマの一つです。相変わらず重厚で息苦しい展開ですが、従来のシリーズ作品よりは読んでいる時の息苦しさは少ないように感じました。まだ沖津の背景が明らかではありません。今後の展開が更に楽しみなシリーズ作品です。
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