小浜逸郎著、PHP新書267刊。
小浜さんの著作を初めて読みました。本書は、氏が主催する連続講座「人間学アカデミー」で語った内容を書籍にしたものです。題名のごとく、「私」とは何か、に始まり、「家族」、「国家」を「私=個人」との関わりから論じています。主に哲学を下敷きにしながらも、平易に自らの考えを展開しています。また、直感的、感情的に受け入れやすい主張です。
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ヴィクター・ギシュラー著、早川書房刊。
本作は「日本冒険小説協会大賞」の第22回(2003年)で、外国軍大賞の第1位になりました。この大賞シリーズは、私の好みと相性がよいので、購入する際の良き指針となっています。本作も期待を裏切らない作品でした。こうした作品は、まず何よりも主人公や脇役の魅力が、次いでストーリー展開が大事です。そして、読み終えて、しばらくしてから冷静に考えると『ありえねー』と思った . . . 本文を読む
澤田ふじ子著、横浜カセット文庫発行。
澤田さんの作品で聞いたカセット文庫の2作目めです。この作品を聞いて気がつきましたが、短編でありながら、長編として描くことができる大きさを含んでいると思います。前に聞いた「嘘じゃとて」などは、これから話が始まるのでは・・・、と思わせるところで、話が終わってしまいます。
本作は、江戸詰を終えて帰国した前途有望な若侍が、藩主の命により、愚鈍な風を装って藩の人々の本当 . . . 本文を読む
池波正太郎著、横浜カセット文庫発行。
藩主のご落胤である主人公は、自らの出自を知らず、お寺に預けられ成長しましたが、あることから出奔し、やがて殺し屋として生きることになります。ある時、殺しの依頼がありますが、襲撃すると、かつて世話になったお寺の和尚がおり失敗してしまいます。許されない失敗を糊塗するため、依頼主をである元締めを殺害したのですが・・・。
主人公が人殺しを何とも思わない破綻者でありながら . . . 本文を読む
沢田ふじ子著、横浜カセット文庫発行。
沢田さんの著作は初めてです。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/澤田ふじ子
http://homepage1.nifty.com/kybs/sawada02.html
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森健著、光文社新書刊。
かの著名な「フラット化する世界」で、WEBが世界の社会経済システムに大きな変化をもたらしており、かつての世界のイメージが大きく崩れつつある、という現状を沢山紹介していました。本書は、そうした考察を下敷きとしながらも、作者自身が毎日活用してているWEBの世界への懐疑を著しています。結論は、「後戻りできないのだから、リスクと限界を十分承知して、活用しなければ・・・」というものだ . . . 本文を読む
舘神龍彦著、技術評論社刊。
手帳関係で久々に読み始めた2冊目の本です。結論から言えば、非常に良心的な本です。参考になった点がいくつかありました。
例えば、良く使うデイリーの頁は、初めの方に綴じがちだが、中間に綴じ、前半には資料等を配置すると、書く際にリングが邪魔にならない。そうすると、地図などの資料は、デイリーの前に位置するので、左側に見開くようにした方が見通しがよいので、通常とは逆の右側に穴を開 . . . 本文を読む
川上菓子店は本当は「栄川堂」と言うのだそうです。でも、まぁ今は「川上菓子店」です。店構えは左下の通りショボイです。老齢のご夫婦が営んでいます。しかし、この店の「大福(中段左)」と「おぐらやま(右下)」が特に美味しい。大福の皮は、最近では即席に餅を作るための粉が用いられることが多いそうですが、この店では毎日餅をついて作っており、午前中に食すと、ふんわりトロリンと美味しいのです。そして、アンコが本当に . . . 本文を読む
朝日屋は、以前紹介しましたが、ラーメンの画像を載せていなかったので、今回は掲載します。お店は左下の写真の通り、本当に古めかしい店構えです。食べ終えてから撮影したのですが、まだ暖簾が出ていません。11:30には店には入れるのですが、その頃から客が入り始め、亭主は一段落しないと暖簾を出しません。なので、初めての人は、やっているのかやっていないのか分かりません。写真のごとく自転車とスーパーカブが店頭に出 . . . 本文を読む
河合隼雄著、朝日新聞社刊。
安野光雅さんの柔らかなカバーの温かい内容の著作です。友とは何か?、を巡って様々な切り口から論じています。全体の構成を見ると、およそどのような内容か想像が付くと思います。以下の通りです。
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●友だちが欲しい
●友情を支えるもの
●男女間に友情は成立するのか
●友人の出世を喜べるか
●友人の死
●「つきあい」は難しい
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何ヶ月か前、テレビ番組「人生の楽園」で登場した夫婦が営む蕎麦屋に行きました。ホームページは下記の通り。
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URL => http://sobaya-nagomi.net/index.html
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十割蕎麦の本格的な手打ちな . . . 本文を読む
「唐津・鍋島・柿右衛門 九州古陶磁の精華 田中丸コレクションのすべて」と同時開催の展覧会です。ほとんどの作品が「オブジェ」と呼ぶにふさわしい、いわゆる芸術作品です。表現の手段として陶芸を選んでいるのだと思います。24点の作品のうち、主なものは下記の通りです。
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●「夢兆」という作品は、心 . . . 本文を読む
茨城県近代美術館の開催する展覧会を見ました。前展覧会の「オールド・ノリタケ」に続く、充実した展覧会でした。
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URL => http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/exhibition/tanakamaru/inde . . . 本文を読む