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読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

ベネツィア展

2011年11月15日 19時21分31秒 | ■見る
塩野七生さんの「海の都の物語」はヴェネツィアの誕生から盛衰を描いており、私が初めてヴェネツィアを意識した切っ掛けになりました。その後、色々な書籍や映像作品で、ヴェネツィアが多く登場しており、一度は行ってみたい都市になりました。 本展は、そのヴェネツィアの誕生と歴史、風俗などを幅広く紹介している展覧会です。正直なところ余り期待していませんでしたが、見応えのある展覧会でした。通常の展覧会とは異なり、ヴ . . . 本文を読む
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イアフォン

2011年11月13日 17時21分06秒 | ■考え事
外出先で音楽を聴くには、イアフォンに限ります。本当はオーバーヘッドフォンが良いのですが、ちょっと大げさです。もう10年以上もイアフォンを物色してきましたが、オーディオテクニカの「ATH-EC700Ti」がかなり気に入り、しばらく使用していました。しかし、壊れてしまったので、仕方なく、本体がチタン削り出しではない、「ATH-EC700」を購入しました。確かにチタンか否かの違いがそれ程は分からないので . . . 本文を読む
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榎戸庄衛展

2011年11月12日 19時41分33秒 | ■見る
茨城県つくば美術館で開催中の展覧会です。茨城県出身の榎戸さんを私は知りませんでした。先日水戸市の県立近代美術館の収蔵展で作品が数点展示され、つくば美術館で開催されていると知り鑑賞しました。 1908年(明治41年)に旧岩瀬町に生まれ、高校卒業後上京し速記の学校に進みました。その後国会に就職しましたが、美術を学び続け、やがてその成果を世に問いました。美術学校を優秀な成績で卒業したとしても、生業として . . . 本文を読む
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ハリガネムシ

2011年11月11日 17時21分13秒 | ■見る
最近のことです。子供達が何やら騒いでいました。ふと見ると通路の上で大きなカマキリがつぶされており,その周囲に変なものが。小学生の子供に「どうしたの?」と尋ねると,「カマキリが死んだので,おなかの中からハリガネムシが出てきた。」とのこと。確かに大きめのカマキリの周囲に針金が丸まったようなものがうごめいていました。それが上の写真です。 ネットで調べた所,いわゆる寄生虫で,人間でいえばサナダムシみたいな . . . 本文を読む
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ウルトラマン アート!

2011年11月10日 21時37分03秒 | ■見る
茨城県近代美術館で開催中の展覧会です。 私の小学生時代、テレビのアニメ番組は、「トムとジェリー」などのアメリカのアニメが先行しましたが、その後国産の「オオカミ少年ケーン」、「エイトマン」、「鉄人28号」、「鉄腕アトム」などが続きました。もうそれはワクワクドキドキでテレビにかじりついて見ていました。そして、ウルトラマンの登場です。 ウルトラマンは昭和41年に放映され始めたそうですが、当時私は小学6年 . . . 本文を読む
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SHURE SRH940

2011年11月09日 19時49分50秒 | ■電脳
パソコンで、テレビ、ビデオ、DVD、ブルーレイを見たり、ラジオ、FM、カセットテープ、デジタルオーディを聞いたりする環境を、5年位で作り上げました。AVアンプなどのオーディオ機器は、ほとんどが中古ですが、スピーカーはデノンのSC-CX303を新品で購入し、かなり満足して聞いています。中古で買ったSC-CX101は、1年程で、低音域に無理な感じがあって買い換えました。 その一方で、高音質で聞くために . . . 本文を読む
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Layered-釉の層・土の層-

2011年11月08日 21時16分02秒 | ■見る
茨城県陶芸美術館で開催中の展覧会です。企画展と平行して、県内在住の作家の作品を一つの視点から整理して選び展示しています。今回は、素材と釉に着目して多様な作品を紹介しています。私が気に入ったのは、素材の質感を生かした「布目梅文水差」、とてつもなく緻密な文様を表面に刻印した(浮き彫りした?)繊細な形状の「剪紙雪華文鉢」、柔らかく、やや濁った白の中に組み込まれた様な文様を抱いている「銀彩鉢」、今にも脈動 . . . 本文を読む
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許されざる者/DVD

2011年11月07日 19時41分45秒 | ■見る
1992年公開のアメリカ映画です。クリント・イーストウッドが監督・主演を努めており、数々の賞を受賞しています。イーストウッドの作品は近年結構な本数があり、楽しみに見ています。本作品はその中で「グラン・トリノ」に雰囲気が似ている様に思います。 若い頃極悪非道のならず者であった男が、ある時、美しい女性と結婚して二人の子供に恵まれ、妻の訓導により生まれ変わります。物語は、その妻が亡くなって3年経過した時 . . . 本文を読む
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三代徳田八十吉展

2011年11月06日 19時26分02秒 | ■見る
茨城県陶芸美術館で開催中の展覧会です。徳田家は、初代八十吉の祖父の代で古九谷を研究し、二代目の父は富本謙吉に薫陶を受け、三代目は、古九谷に伝わる5色の色から、ガラス成分を含まない赤を除いた4色の釉薬を、様々に調合して自在に色を作り上げ、多様なパターンの図柄とグラデーションの作品を作り上げています。 -------------------------------------------------- . . . 本文を読む
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なぜいま結核か

2011年11月05日 19時42分51秒 | ■読む
森享(あつし)著、岩波ブックレットNo.481 貧しい生活の中にあって結核を患った薄幸な女性が登場する小説やドラマを見たことがありましたが、現実世界では、身近によのような人を知りません。たまにテレビで芸能人が結核に罹ったことが報道されますが、それでも他人事に感じてしまいます。それ程、結核患者が少なくなっているのだと思います。 しかし本書によれば、世界では、未だに結核患者が増えており、特に貧しい途上 . . . 本文を読む
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素敵な金縛り/劇場

2011年11月04日 21時29分40秒 | ■見る
三谷さんの映画は「ラヂオの時間」が初めてでしたが、筒井康隆さんバリのハチャメチャな、しかし、引きつけて止まないストーリー展開に魅入られてしましました。なので、なるべく劇場で見る様にしています。いわば、スターウォーズシリーズの様に、楽しみにしています。 さて、本作も良かったです。特に本作は、凝りに凝った内容だし、三谷映画の常連さんが、作風を十分理解して楽しんでやっている感じがしました。人の狂気、善意 . . . 本文を読む
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安心社会から信頼社会へ

2011年11月03日 20時49分48秒 | ■読む
山岸俊男著、中公新書刊 本書は1999年に出版されていますが、当時はバブル崩壊のただ中にあって、日本の社会システムの在り方が問われていた時代であったと思います。奇跡的な復興と経済成長の末に、世界に冠たる経済大国に成り上がった日本が、バブルの崩壊と共に、自信を深めていた日本型のシステムの限界に直面したのでした。 本書は、そうした時代背景にあって、社会心理学の観点から、人が人を信頼する行為の機序につい . . . 本文を読む
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漆の用と美

2011年11月02日 20時00分35秒 | ■見る
水戸市の常陽史料館で開催中の展覧会です。漆を用いた工芸品は、色々ありますが優れたものは誠に美しく、芸術作品と言えます。乙川優三郎さんの「麗しき果実」でも詳細に描かれた、漆を用いた製作技法を知り、先人の知恵と工夫の限りに驚くばかりです。本展は、そうした工芸作品の原料となる漆の採集を紹介している珍しい展覧会です。 漆の木は漆を採集できる(「漆を掻く」というのだそうです)までに、十年掛かるそうです。そし . . . 本文を読む
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幻の大戦機を探せ

2011年11月01日 21時12分16秒 | ■読む
カール・ホフマン著、文春文庫刊 1960年に生まれたアメリカのフリージャーナリストの著作です。第2次世界大戦は、その初期に於いて日本とドイツの作戦が奏功し成果を上げましたが、圧倒的な国力を持つアメリカが、短期間に膨大な数の船舶や飛行機を製造し、ヨーロッパと太平洋に送り出しました。結局ドイツも日本も、国力と資源不足により、決定的な敗北を喫しました。 本書は、その第2次世界大戦で活躍した軍用機(「大戦 . . . 本文を読む
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