夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

ユキちゃんが蝶になりました

2014年11月18日 10時30分41秒 |   ボクとおいちゃんと ときどきおねえ


チビ太の恋人、ユキちゃんが昨日、蝶になって虹の階段を渡って行ってしまったそうです。





実は今まで書きませんでしたが、ユキちゃん、2年ほど前に岡山へ行ってから病気になり、もう長くはもてないと言われていたのです。だから、ユキパパやママは上京の折にユキちゃんの様子を見ながら東京までユキちゃんを連れて来て、チビ太に会わせようとしたのですね。
ユキちゃんに会って大喜びをしているチビ太の様子をブログでもご紹介してました。
大雪の予報が出ていた時も、ユキちゃんに会いに上京していたのも、実はそんな理由が会ったのです。



とにかく、最初に会った時、ユキパパが「この子は犬、特に柴犬が大嫌いなのに」って驚かれる位に熱烈大歓迎。散歩していても、遠くからチビを見つけて一直線に走ってきたり、足を痛めていてユキママに抱かれているのに、チビがいると胸から飛び降りて飛んできたり。
一番驚いたのは、散歩帰りに、後ろで車の急ブレーキのような音、吃驚して振り返ると、マンションから出てきたユキちゃんがチビ太を見つけて大声を上げたのです。

チビも、ユキちゃんに会った後は、ユキちゃんのいそうな場所をいつまでも探してなかなか散歩から帰ろうとしなかったり。元気元気なユキちゃんがチビ太にぶつかって来ても、「エヘヘ」ってやにさがっていて、一度も、決して怒ったりしなかったですね。
そのくせ、このカップル。ひとしきり挨拶がすむと、お互いにしらん振り、それでも互いを気にしているのは見え見え。ちょっと離れたりすると、どちらからともなく寄って来てまた一緒に歩いていたりしていました。まるで長年連れ添った夫婦みたいな様子、見ていて微笑ましかったです。
そんな相手に出会えただけでも、チビ太は幸福でした。



ペットを飼うことは、看取ることってよく言われます。
私もそんなセリフを言った覚えもあるような。
でも、それが実際のものになるととても辛いですよね。

特に私の場合、ほんとうはチビの最後を看取らなければいけない。もし自分が先に行ったら、チビはこの家の中で餓死するしかないのですから。



友を持つ楽しみ、嬉しさと、それを失う悲しみは対になっているものなのですよね。
失恋が嫌で恋をしないってこともあるかもしれないけど、でもやっぱり誰かを好きになって苦しむ方がまだいいですかね?
難しいですよね。

ユキちゃんのご冥福と、ご両親へのお悔やみ、今はそれしかできませんけど、