夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

暁のゆふつけ鳥ぞあはれなる

2015年12月20日 07時32分34秒 |  気になる詩、言葉


暁のゆふつけ鳥ぞあはれなる  
   長きねぶりを思ふまくらに
      新古今集 1810
      式子内親王


、、、歳をとると朝が早くなってね~
一年でも一番長い夜を持て余しております。
一週間に一度でもいいから、ぐっすりと眠りたいものです。
睡眠不足って結構つらいものがありますんでね。

なんて、これが若いころなら自慢話にも聞こえるんでしょうけど、、、

恋ひ恋ひてそなたになびく煙あらば
   いひし契りのはてとながめよ
       新後撰 1113
       詠み人は同じく式子内親王

なんてね。


でも、今や色気は皆無。残ったのは食い気だけの毎日ですからして。「灰になるまで色気」あ~んた、そんなもん公式発表ですよ。


このブログ的には

見しことも見ぬ行く末もかりそめの
   枕に浮ぶまぼろしの中

なんてのが相応しいのでしょうね。