田舎にいると、昔の風景が無くなってきているのが少し寂しく感じるときがあります。
特に、田植えなどに始まる農作業など、、、
環境が変わってしまいましたからね。
田植えも、昔ながらの田植えはこちらに来て一度だけ、山の中の小さな田んぼでおじいさんがやっていたのを見たことがある位。
今や、その何倍、何十倍も広い田圃を、機械が入ってあっというまにチャチャチャってやってしまいます。
田植え用のあの定規、、、、今や郷土資料館にでも行かなきゃ見られないでしょうね。
昔、オランダの球根博物館に行ったときに、館長が球根を選別する板を見せて、もう無くなってきているから、こんなところで保存しなきゃいけないんだって言ってました。
それ、日本でも見たことがあって、でも日本でも昔ながらの農機具のほとんどが無くなってきているので集めているところもあるって話をしておりましたことを思い出しました。
刈り取りだってそうですよね。
朝からブンブンって音がしていると思うとコンバインが入って広い田圃があっという間に刈り取られてしまっています。
刈り取った稲を干す、、、あれ、なんて言いましたっけ。喉まで出てきているけど思い出せない。
あんな風景、もう、まず見られないですよね。
木守。
昔、祖母が、家の柿の木を見ながら、下の方は旅人のため(って、家の柿の木は全部敷地内に合って、旅人は入れないんですけど、、、まあ、それはよしとして)
間は鳥さんのため。上は木の守りなんて言っていたことを思い出しました。
ボケてくると、大昔のことは思い出せるんですよ。
今何をしようとしたかは、忘れちゃうんですけどね。
木守の風景も見なくなりました。
実を全部取ってしまうのならまだわかるけど、、、
東北などをこの時期旅行すると、真っ白な雪の原野にたわわに実った柿木が放置されていたりして、
すごく綺麗だけど、
あれじゃ、木も傷むんですよね~
上の柿の木の周り、鳥さんたちに大人気。
そりゃ、アウティングに来て、だだで美味しいものをたらふく食べられるんだから、、、たまらないでしょ。
私にとっても、なんだかホッとする風景。