岬で今日のような涼しい朝を迎えると、昔過ごしていた大都会の一日を思い出してしまう。
コンクリートとアスファルトに囲まれた大都会では冬は凍てつく寒さ、夏は未明にもうだる暑さが残っていてそこに住む人たちを苦しめる日々が続く。
海を臨む岬では夏の暑さも、冬の寒さもあそこ程ではなく、夏も昼間は十分暑くても、夕方になると梢を渡ってくる風には心に安静を与えるような風であることがおおい。
やっぱりどんなに科学技術が進んで、快適な生活を与えてくれるとは言っても、人間が生きていくには身近に自然を感じさせるものが必要なんだろうと、、、なんとなくそんな感じを受ける岬の朝なんです。