白状するとポリーニの生って、一度しか聴いたことがないんです。
そのときは、シャィーのコンセルトヘボウとの競演だったんですけど、当時の私の仕事場の大社長(なんせ、ウィーンの楽友協会のバルコンには俺の席があるというのが唯一の自慢だったくらいに音楽気違でしたのでね~)から、「なに~ チミはポリーニを聞いてないの」って馬鹿にされたのが発端でした。
そのときの演奏ってあまり記憶にない。たぶんポリーニの弾き方からすれば、シャィーの解釈とは合わないかもしれないなって今になって思うんです。
その後も、ショパンのノクターンなどのCDを買ってみたけど、いまいちピンと来ない。やはり私にはアル様(ルービンシュタインね)しかいないのね~ どっかにアル様ツアーなんぞないかな、、、それともまもなく、あっちゃでお目にかかれるかしらね~ なんて思っておりました。
昨日、ショパンのエチュードの全集を買いたいなってふと思って、誰のにしようかって思ったときに、アル様のはないのですよ。リヒテルの版があって、これはとても気になったんです。これは絶対に買わなきゃ。
でも、ポリーニの演奏を思い出して、エチュードならもしかしてびったりかなって、ワンクリックボタンをポチリ。
今朝の9時にはポリーニのエチュードの音に浸っておりました。
アマゾンって早いですよね。
以前も、大晦日の夜にカメラをポチリしたら、元旦の午前中に配達されちゃったし。田舎とはいえ、いすみは東京郊外ですからね、、、
いや、驚きました。丹精でしかも、ばっちりの弾き方。大向こうを唸らせるような技巧や音の作りも、、、、堪能しました。
ポリーニって私よりも一つ上の人。ミケランジェリの勧めでデビューしてからしばらく隠遁したりした人。アル様もアメリカに渡って、アメリカデビューの後、隠遁してたんですよね。このブログのブックマークにある熊本さんのお好きなグールドも絶頂で、公演活動を一切やめてしまった。
その熊本さんも隠遁しているグールドのところへ押しかけちゃった。
中村紘子さんも「ピアニストという蛮族がいる」なんて自認されているし。
ピアニストって変な人でないとなれないのかな、、、、
なんてことを思いながら、でも、ポリーニの演奏、彼の人となりがよく出ているけど、それ以上にショパンの偉大さっていうのが伝わってくる。この練習曲ってバッハの平均律に触発されて作曲したんだそうですけど、一つの調って一つの色ですよね。作曲家には自分の好みの調(色)があるのだから、当然苦手な色もある。それをまったく感じさせないですべての調の曲を仕上げていくって、、、
しかも、バッハの平均律とはまったく違う世界。もっとも楽器が違うから、それは当たり前といえば当たり前なんでしょうけど、、、、
天才ってすごいやっていまさらながら思います。
練習曲とか、超絶技巧練習曲とか言われるのはほかにもたくさんあるけど、バッハ、ショパン、そしてリストなんですかね、、、、
音が単なる音の連続でなくて、意味のあるものになったときにメロディが生まれて、そのメロディが心を揺さぶるものになったときに、初めて演奏しているっていえるんですよね。そしてそれがその人の演奏の素晴らしさだけど、それ以上に、それを書いた作曲家の気持ちまで伝えてくるというのは、その辺の一流っていわれる人にはできないかもしれない。ほんとうの天才だけにできることなのかな。
ところで、これで満足して練習曲のコレクションはもう終わりかってお聞きですか?
とんでもない、これを聞いて、リヒテル版をむしょうに聞き比べたくなった。
そのときは、シャィーのコンセルトヘボウとの競演だったんですけど、当時の私の仕事場の大社長(なんせ、ウィーンの楽友協会のバルコンには俺の席があるというのが唯一の自慢だったくらいに音楽気違でしたのでね~)から、「なに~ チミはポリーニを聞いてないの」って馬鹿にされたのが発端でした。
そのときの演奏ってあまり記憶にない。たぶんポリーニの弾き方からすれば、シャィーの解釈とは合わないかもしれないなって今になって思うんです。
その後も、ショパンのノクターンなどのCDを買ってみたけど、いまいちピンと来ない。やはり私にはアル様(ルービンシュタインね)しかいないのね~ どっかにアル様ツアーなんぞないかな、、、それともまもなく、あっちゃでお目にかかれるかしらね~ なんて思っておりました。
昨日、ショパンのエチュードの全集を買いたいなってふと思って、誰のにしようかって思ったときに、アル様のはないのですよ。リヒテルの版があって、これはとても気になったんです。これは絶対に買わなきゃ。
でも、ポリーニの演奏を思い出して、エチュードならもしかしてびったりかなって、ワンクリックボタンをポチリ。
今朝の9時にはポリーニのエチュードの音に浸っておりました。
アマゾンって早いですよね。
以前も、大晦日の夜にカメラをポチリしたら、元旦の午前中に配達されちゃったし。田舎とはいえ、いすみは東京郊外ですからね、、、
いや、驚きました。丹精でしかも、ばっちりの弾き方。大向こうを唸らせるような技巧や音の作りも、、、、堪能しました。
ポリーニって私よりも一つ上の人。ミケランジェリの勧めでデビューしてからしばらく隠遁したりした人。アル様もアメリカに渡って、アメリカデビューの後、隠遁してたんですよね。このブログのブックマークにある熊本さんのお好きなグールドも絶頂で、公演活動を一切やめてしまった。
その熊本さんも隠遁しているグールドのところへ押しかけちゃった。
中村紘子さんも「ピアニストという蛮族がいる」なんて自認されているし。
ピアニストって変な人でないとなれないのかな、、、、
なんてことを思いながら、でも、ポリーニの演奏、彼の人となりがよく出ているけど、それ以上にショパンの偉大さっていうのが伝わってくる。この練習曲ってバッハの平均律に触発されて作曲したんだそうですけど、一つの調って一つの色ですよね。作曲家には自分の好みの調(色)があるのだから、当然苦手な色もある。それをまったく感じさせないですべての調の曲を仕上げていくって、、、
しかも、バッハの平均律とはまったく違う世界。もっとも楽器が違うから、それは当たり前といえば当たり前なんでしょうけど、、、、
天才ってすごいやっていまさらながら思います。
練習曲とか、超絶技巧練習曲とか言われるのはほかにもたくさんあるけど、バッハ、ショパン、そしてリストなんですかね、、、、
音が単なる音の連続でなくて、意味のあるものになったときにメロディが生まれて、そのメロディが心を揺さぶるものになったときに、初めて演奏しているっていえるんですよね。そしてそれがその人の演奏の素晴らしさだけど、それ以上に、それを書いた作曲家の気持ちまで伝えてくるというのは、その辺の一流っていわれる人にはできないかもしれない。ほんとうの天才だけにできることなのかな。
ところで、これで満足して練習曲のコレクションはもう終わりかってお聞きですか?
とんでもない、これを聞いて、リヒテル版をむしょうに聞き比べたくなった。
ショパン:12の練習曲 作品10/作品25ポリーニ(マウリツィオ)ユニバーサルクラシックこのアイテムの詳細を見る |
今年は ラ・フォル・ジュルネ・はショパンですね。
チケットが取れないのが問題だけれど、インターネット、電話、ピア、ローソンと頑張ってみます。
いろいろなところで、いろんなイベントがあるみたい。
生きているときにも、死んでも、みんなに注目されているなんて、、、、
自分じゃそのつもりもないのに隠遁生活を余儀なくされている私から見ると、別世界のことのようです。。。