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10月18日1時49分 産経新聞
鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」による政治資金収支報告書の虚偽記載問題で、東京地検特捜部から任意で事情聴取を受けた鳩山氏の元公設第1秘書が「先代のころから同じような形態でやっていた。長年の慣習だった」と周囲に話していたことが17日、関係者への取材で分かった。鳩山氏側が父、故威一郎元外相側の手法を取り入れ、長期にわたって虚偽記載を繰り返していた疑いが浮上した。
関係者によると、元秘書は、6月に虚偽記載が明らかになった後、知人に対し、「長年の慣習だった。政治家の個人資産を他からの献金に偽装するやり方は、鳩山氏の父親の代からやってきたことだから」と明かしたという。
さらに「(鳩山氏の選挙区の)北海道の女性事務員に割り振ってやらせていたから私も政策秘書(同団体の会計責任者)も詳細までは分からない。死んでいる人が入っているとは知らなかった」としたうえで、「鳩山氏も大事な時期だから、私が責任を取らなければならない」と話したという。
政界関係者の話では、威一郎氏は昭和49年から参院議員を務め、平成4年に引退した。元秘書は威一郎氏の代から鳩山事務所に勤務。昭和61年に鳩山氏が初当選を果たすと秘書となり、20年以上にわたり務めてきたとされる。平成10年の民主党結党時には党の経理も担当したという。友愛政経懇話会では会計事務を担当していたが、虚偽記載を「独断で行った」として今年6月に解雇されていた。
鳩山氏側は6月、収支報告書に記載した5万円を超える個人献金のうち、故人や実際に献金していない人の名義の記載が、17~20年の4年間で計約90人(193件)、総額2177万8千円に上ると公表した。
その際、鳩山氏側は献金の原資について、元秘書に預けていた自己資金と説明。虚偽記載を始めた時期については「元秘書は『17年ごろからか、あるいはもう少し前かもしれない』と言っている」と説明していたが、実際には、鳩山氏の初当選直後から、個人資産を献金と偽る手法を繰り返していた疑いが浮上した。
◇
大変なことになってしまった。
秘書が勝手にやったことで、首相は知らないはずだった。
それが、虚偽記載は親の代から続いた習慣だったという。
それも死んだはずの人物から献金を受けるという荒業だ。
鳩山家はゾンビ献金の秘技を、先祖伝来受け継いでいるというのか。
秘書が勝手にやったどころか、「(鳩山氏の選挙区の)北海道の女性事務員に割り振ってやらせていたから私も政策秘書(同団体の会計責任者)も詳細までは分からない。死んでいる人が入っているとは知らなかった」という。
元秘書はゾンビ献金とは知らなかったという。
つまり、秘書が勝手にやったという首相の弁解は真っ赤なウソであることが判明した。
元秘書は本来だったら「鳩山家の習慣に従ってやった」といいたかったが、選挙前だから「独断でやった」として一時自分の責任にしておいたのだ。
>「鳩山氏も大事な時期だから、私が責任を取らなければならない」
それはそうだろう。
党代表ががゾンビ献金を受けているといえば、民主党に投票するものはいない。
>個人資産を献金と偽る手法を繰り返していた疑いが浮上した。
これが父威一郎氏の代から「鳩山家の個人財産を献金と偽って献金していた」としたら、大変な金額が想像できる。
これは鳩山家の膨大な資産を「ロンダリング」する巧妙な手口ではないか。
何のための資金ロンダリングかって?
そう、贈与税逃れの脱税が先ず念頭に浮かぶ。
そうだとしたらロンダリング疑惑は弟の鳩山邦夫元総務相にも火の粉が降りかかる。
鳩山家伝来の秘技なら、当然邦夫氏も受け継いでいるだろうから。
まさかの指揮権発動はないとは思うのだが・・・。
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