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尖閣沖で中国漁船が海保巡視船に衝突して以来の日中対立で、沖縄二紙は当初こそ石垣漁民の不安の声等を報じたが、やはり毎日の目立つ記事は「米軍基地反対」に関連する記事ばかり。
例えば昨日(10月1日)の沖縄タイムス一面トップも普天間基地の危険性を訴える大見出しが躍り、ご丁寧にも「尖閣問題」では識者の意見として、
在日朝鮮人と思われる金成浩琉球大学教授のインタビューを囲み記事で掲載している。
タイトルはこれ。
中国脅威論を払拭を
沖縄独自の交流必要
ザット斜め読みしただけだが、今回の尖閣問題を「領土問題」と捉える記者の質問に、1978年の「棚上げ」に戻るべきだとか、「東アジア共同体」の構築を目指せとか、軸足を中国置いたような文言が目に入る。
それにしても沖縄の大学はサヨクの掃き溜めになりつつあることに危機感を感じる。
「沖縄県民の4人に一人は独立希望」と怪しげなアンケート結果を地元紙に発表したのも琉球大学で教鞭を取る中国人の林准教授である。
ちなみにこの「4人に一人」が中国に伝わると「75%は独立希望」と、ダボラの度合いがエスカレートしていくのが中国の常套手段。
そして中国の脅威を訴える地元漁民の声は地元紙には「偏狭なナショナリズム」として無視され、県外紙に頼らざるを得ないのも皮肉な現象である。
地元住民が訴える中国の脅威には、あくまでもおとなしい地元紙である。
[ 「尖閣はずっと生活の一部なのに、中国は何を今さら」――。沖縄・尖閣諸島沖での漁が最も盛んな伊良部島(沖縄県宮古島市)で、中国漁船衝突事件の船長が釈放され、中国政府が「謝罪・賠償」まで求めていることに動揺と反発が広がっている。島民が戦後、カツオ節工場を営むなど、尖閣諸島は古くから身近な存在だった。島の危機感は強く、自衛隊配備を求める声も出ている。(角谷志保美)
宮古島からカーフェリーで約25分。澄んだ海を進み、人口約6000人の伊良部島に着いた。尖閣諸島最大の魚釣島から約200キロ。AMラジオは日本語よりも中国語放送が入りやすい。島内を歩くと、住民の不安を肌で感じた。
「今年の冬は漁ができるだろうか」。尖閣沖で40年近く漁を続けてきた「第5喜翁丸」(9・9トン)の漢那(かんな)一浩船長(61)が、港でため息まじりにつぶやいた。
夏場は近海のカツオやマグロを捕るが、魚が少なくなる11月末~2月は尖閣沖に向かう。夕方に出発し、翌日未明に到着。魚釣島沿岸部などでヤイトと呼ばれるサバ科の魚の一本釣りをして、夕方に引き返す。
ここ数年は海上保安庁の巡視船が海域に入る船をサーチライトで照らして確認するなど、警備が厳しい。疑われないよう出漁の際は海保に自主的に連絡している。気を使う漁場だ。
「日本を甘く見た中国漁船とのトラブルが頻発すれば、もう海域に入れなくなるかもしれない」。乗組員9人に加え、生き餌を捕る漁師6人の生活もかかる。港にいた漁師や仲買人は「今のままでは尖閣がいずれ中国の領土になる」「国は守ってくれるのか」と口々にまくしたてた。
尖閣諸島は1895年に沖縄県へ編入されて開拓団が入り、最盛期には計約250人が住んだ。戦況の悪化で無人化したが、戦後は伊良部島や石垣島などの漁師が周辺海域で操業。「街のようなにぎわい」というほど多くの漁船が詰めかけ、1950年前後にはカツオ節の処理工場が次々と開かれた。
伊良部島に住む喜久川繁さん(75)は中学卒業と同時に尖閣諸島の南小島に渡り、数か月間手伝った。「レンガで造った島の水ためには日本人の名が刻んであった。尖閣は昔から日本のものだ」と振り返る。当時は伊良部島の男女5、6人が交代で常駐し、近海で捕れたカツオを加工していたという。
喜久川さんは「中国は今になって自分たちの領土だと言うが、我々はずっと尖閣で漁をして生活してきた。日本政府は弱腰になっては困る」と、憤然として訴えた。
伊良部島の漁協からは今冬も3隻が出漁する。組合長の友利(ともり)義文さん(60)は「無防備なままでは島の暮らしを守れない。こうなれば自衛隊の駐留もやむを得ない」と漏らした。隣島には民間機の訓練用飛行場もある。自衛隊駐留を求める声を、ほかにも島のあちこちで聞いた。
(2010年9月29日 読売新聞)
◇
中国漁船・尖閣領海内接触:先島 続く動揺 漁師ら「ぶつけられたら……」
2010年9月27日 毎日新聞
【石垣・宮古】尖閣諸島周辺での中国漁船衝突事件で中国人船長が釈放された後、県議会が抗議決議案を準備、地元首長が懸念を示す中、同海域で操業する漁業者が多い石垣市や宮古島市には動揺が広がる。
改選後、28日に初めて開かれる石垣市議会は、中国政府への抗議に加え船長を処分保留で釈放した日本政府への抗議決議と、日本政府に警備強化などを求める意見書が全会一致で可決される見込み。
一方インターネット上で「150~200人の同志と漁民とともに石垣市から東シナ海に出港すると決定」と報告する団体も。石垣市内の漁師に漁船チャーターの申し出があったが、八重山漁協は「応じないように」と漁師に指導している。
宮古島市の伊良部漁協では、所属する船が毎年12月から翌年3月ごろまで、サバ科のスマを取るために尖閣諸島周辺の海域に漁に出る。同漁協の友利義文組合長(60)は「今度は伊良部漁協の船にぶつけてくるのではと思ってしまう」と不安を隠さない。
スマ漁に出る船は10トンほど。巡視船に衝突した中国漁船は166トンもあり「ぶつけられたら本当に危険」と指摘する。日中が互いに不信感を募らせる中、漁場で日中の漁船同士が近づき緊張が高まるのは必至。漁期が始まる前の関係正常化を望んでいる。
地元漁民の不安の声をよそに、仙谷官房長官は聞く耳を持たないようだが、
耳をかっぽじって傾聴して欲しいものである。
【尖閣衝突事件】漁業関係者の不安に「風評で盛り上げるべきでない」と仙谷氏 2010年9月28日 産経新聞
仙谷由人官房長官は28日午前の記者会見で、尖閣諸島周辺の中国漁船衝突事件を受け、沖縄の漁業関係者から不安の声が出ているとの指摘に対し、「あまり風評とかで盛り上げていくのはよくない。事実を踏まえて冷静に対処すべきだ」と強調した。
一方で仙谷氏は漁業関係者の操業にあたっての危険性について、「具体的事実関係としてあるのかないのか調べる」と語り、政府として調査する考えを示した。
◇
地元漁民の不安の声を、「風評」と一言で片付けるこの男の思考は停止しているのか。
尖閣を自国領土と主張するヤクザ国家の言いがかりに、地元漁民が怯えるのは、当然である。
中国漁船が巡視船に故意に衝突したことは仙石氏自身が見たビデオでも明白な通り事実であり、中国の脅威は決して風評なんて生易しいものではない。
全共闘の学生時代から社会主義国は善であるという目線が、地元漁民ではなくではなく中国側に向いていることは、その後のバカ丁寧な口調に滲み出ている。国内向けには「耳をかっぽじって聞け!」なんて凄んで見せるくせに。
>「あまり風評とかで盛り上げていくのはよくない。事実を踏まえて冷静に対処すべきだ」
そもそも「盛り上げる」とか「事実を踏まえて」という言い草はどういう意味だ。
これでは不安を国訴える漁民をまるで、ウソや事実無根を捏造して居るような言い草ではないか。漁民を見下した感覚が透けて見える。
昨日の国会質疑で仙石氏は、無恥無能に加えて、人格が低劣であることを全国に晒した。
人間50も過ぎれば人格は顔に出る。
あの顔と言動はどう見ても悪代官、
いや、バカ殿を操る悪家老の面だ。
今からでも遅くはない。
仙石官房長官よ、
即刻辞任、辞職して国民に詫びよ。
【おまけ】
地元漁民の声には地元二紙が冷たいので、テレビが伝えている。
9月30日木曜日
尖閣諸島沖で、中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件を受け、県内の漁業団体はきょう、外国漁船の取締りを強化するよう民主党県連に求めました。
県漁業協同組合連合会のメンバーはきょう民主党県連に対し漁業者の安全な操業が脅かされているとして、尖閣諸島周辺での警備を強化してほしいと訴えました。
要請を受け民主党県連の新垣安弘幹事長は、「漁業者が安心して操業できるよう民主党本部にも伝えたい」と述べました。
この事件をめぐっては県議会や地元の石垣市議会が中国政府や日本政府に対し抗議決議を行っています。
◆ニュース映像
【おまけ2】
県民大会の得意な沖縄だが、尖閣問題で県議会の決議があっても、野党会派と労働団体が扇動する県民大会でへ、「領海を荒らす中国への抗議の県民大会」は開かれないだろうと予測したら、
こんな県民大会が・・・(爆)
いっそのこと「路上寝撲滅県民大会」でも開いたらどうだろうか。
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