狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

沖縄発、県民の集いの熱気!

2010-10-17 15:16:01 | 未分類

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中国船衝突事件に抗議する「抗議集会」「デモ行進」などを、全国紙がほとんど記事にしなかった理由がネットなどで書き立てられている。 いわく「中国の報道規制が日本のマスコミにも及んでいる」とか「文化大革命で北京を追放された日本のマスコミが、北京に復帰するとき取り交わした「日中記者協定」の三原則を今でも引きずっている」とか、あるいは「日の丸を掲げた集会など、どうせ右翼集会だろうと軽視した」などなど。 沖縄の場合も同じような声を聞く。

確かに琉球新報は二日前、沖縄タイムスは当日(笑)、急遽アリバイ的告知を掲載したが、主催者側からの情報によると参加者のほとんどはネットと口コミだけで開催情報を知ったという。

沖縄の全マスコミが総力をあげて動員キャンペーンする「県民大会」が、「作られた動員」であるのとは大違いであった。

作られた動員とは、各労組が組織的に強制したり、教職員が生徒を通じて家族の動員を図ったり、無料バスの準備までして「参加せざるは県民にあらず」といった雰囲気で動員したことをいう。

一昨日の「守れ!尖閣 県民の集い」を沖縄タイムスは、アリバイ作りのベタ記事を掲載したが、琉球新報は「漁業関係者の集い」に矮小化するといった姑息な手段は使わず、「県民の集い」として一応それらしい記事を掲載している。

「尖閣の安全確保を」 県民の集い、漁民ら700人余訴え琉球新報 2010年10月17日               

漁の安全性確保などを訴える登壇者の発言を聞く来場者
=16日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター

 「中国の領海侵犯から尖閣諸島海域を守る沖縄県民の集い」(同実行委員会主催)が16日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターであり、漁業関係者らが操業の安全を確保する必要性などを訴えた。地元首長や国会議員ら700人余が参加し、尖閣周辺の警備強化などを目的に法整備を進めるメッセージを採択した。
 八重山漁協まぐろ船主会の仲田吉一さんは「尖閣は近い漁場だが、数百隻の外国船がいて漁ができない。安全な漁をさせてほしい」と訴えた。友利義文伊良部漁協組合長は「伊良部の人々は戦後すぐから尖閣でカツオ漁に取り組んだ。季節風の時に避難できる港を造ってほしい」と要望し、中島勝治与那国町漁協組合長は「日本の海で外国漁船が堂々と違法操業している。これでいいのか」と指摘した。
 中山義隆石垣市長は「尖閣諸島は市の行政区画だが市長も上陸できない」、下地敏彦宮古島市長は「国の主権が侵害されていることを受け止めて行動しなければならない」と強調した。
 参加者は国民に呼び掛けるメッセージとして(1)灯台設置と避難港整備(2)警備態勢強化と外国船舶の領海侵犯・違法行為に対し拿(だ)捕(ほ)を可能とする関係法令の整備(3)領土・領海を警備するための根拠法制定の推進―を採択。署名活動を展開することを確認した。
 青山繁晴独立総合研究所代表(安全保障専門家)が講演。平沼赳夫たちあがれ日本代表や島尻安伊子参院議員(自民)、下地幹郎国民新党幹事長らも登壇した。

                       ◇
琉球新報を購読されている縁側さんの辛口コメント。 http://osamu5138.iza.ne.jp/blog/

  まぁ、いちおう沖縄の危機が身近に迫っているわけですから、琉球新報といえども、無視はできんのだろうが、教科書検定や安保締結国である米国の軍隊に「NO!」を突きつけた県民集会の記事と比べるとかなり見劣りする。

 もちろん万単位の集会と、数百の集会の差が記事の差に表れるのはわかる。が、しかし教科書検定や普天間移設問題の県民集会の時はかなり前から、紙面での広報を積極的どころか主催者と見まがうほどの宣伝ぶりだったはず。異常とも思える琉球新報(沖縄タイムスも同様)の報道姿勢に辟易した県民も多数いたんじゃねーかな。

  県内市町村首長を「脅す」かのように出席・欠席を執拗に記事にしていたはずだ。だが、昨日の県民集会に関する限り、そのような白熱報道はない。ようやく告知の小さな記事が出た程度だ。これでは、主催者が地力で広報活動しなければならず、主催者もかなり難儀したことだろう。

  しかし、それでも、会場キャパを大きく上回る数の方が、正に身の危険を感じて集会に繰り出したということだろうな。もっとも、私は、辺野古の海でジュゴンが見えないかな~、なんて捜索活動してたわけで・・・・再び<(_ _)>。

  自らの存在自体を否定されかねない中国の覇権主義に抗議の声を上げる県民を「漁民」に限定し、記事はベタベタ。逆に教科書の中味のホント小さな一部分に恐ろしいまでにこだわり、県民を先導する。

  130万県民が、主権を奪われる可能性がある中で、危機感を表明する者らに冷たく、同盟国の軍隊のならず者個人の事件には数面にまたがった記事での対応。これが琉球新報と沖縄タイムスという新聞社なんですな。

  まぁ、活動家とノータリンに支配されちゃってる以上、どーにもならんのだろうがな。

  また、この集会に積極的に参加せねばならないはずの、平和をこよなく愛する平和団体が、ただの一つも参加しておりません。同盟国の軍隊に対してあれだけ狂ったように反対の活動を身体を張って、時間を惜しまずになさってこられた、人格者の面々は昨日の集会に一人もいなかったようだぞ。平和を脅かす中国に対し、何らかのメッセージを送ったとも聞かないな。

 沖縄平和運動センター、自治労、国公労、沖教組、高教組らは、はっきり音無の構えを取っている。こいつらの異臭を放つ赤い旗を見ずに済んだのはいいことだが、こいつらには県民の安全を考える知能はないと見える。クズ団体だからしょ~がないのだがな。

                   

「タケ坊」さんのコメント。

琉球新報は今回意外とまとも (タケ坊)
社会部や政治部に直接ガンガン電凸したのが効いたのか?(その割には沖タイは相変わらずのようですが(笑))新聞記事としては簡潔に伝えていると思います。県民の集いの正式名称もしっかり載せてますしね。


皆様もおかしいと思ったら遠慮せずにレッツ電凸(笑)
以前は沖タイがいいのかと思ってましたが私のこれまでの電凸歴からすれば新報ですね、産経も支社があるのは新報ですし。
一紙だけでもまともな新聞に代えさせましょう、カネ払ってんだから(笑)
私はカネは払ってはいませんが、バナー収入には貢献してます(爆)
沖タイはHPに電話載ってますし、新報は 琉球新報 政治部、社会部 電話 で検索できます

当日参加された方のコメントから会場の熱気を感じ取ってください。

◆オーべーさん
狼魔人様、初めて投稿します。ウルクンチュのオーベーと申します。と言えばわかりますよね?日本人です!。昨日の県民の集いは私も参加しました。石垣市長や平沼衆院議員等の挨拶も素晴らしかったと思いますが、とりわけ、青山繁晴氏講演はほんとに感激でした。関西テレビのアンカーとか、青山氏の著書等から、内容的には氏が常々おっしゃっていることだと思うのですが、情報弱者の沖縄のオジー・オバー(結構年配の方いらっしゃいました。私も見かけはその類かも・・)からしたら、ハアー、ヘー、ホントウ!などと初めて耳にすることの連続ではなかったでしょうか。青山氏の日本国を憂う心、そして我が沖縄県を思い憂う心が全身からほとばしっておりました。狼魔人様も参加されたよし、ほんと、良かったですよね!恥ずかしいですが、白梅の塔のお話は、私は涙が止まりませんでした。
狼魔人日記、いつも楽しく読ませていただいております。ありがとうございます。

◆新聞アイデンティティの葛目です
私も取材を兼ね、日本会議沖縄主催の「守るぞ尖閣!沖縄県民の集い」に参加しました。

とくに若者の参加が多く、尖閣問題に対しての若者層の関心が高いのに驚きました。
錚々たる政治家の挨拶もさることながら、漁民代表の生々しい現地の声は筆舌では表せないものがありました。
とくに、与那国町漁業協同組合長中島勝治氏の、「中国は日本側が拘束した自国の漁船船長をあらゆる圧力をわが国に加え、奪い返した。
もし、私達が日本領海内で中国の艦船に拿捕されたら、日本政府は同様な圧力を加え、私達を救出してくれるか」と並み居る各党の代表者に詰問に近い問いかけしたのに対し、政治家達は「……」。
場内から数人の野次「なにも出来ない」
ここに、わが国の戦後歩んできた、「軽武装商人国家」悲しい現実があります。このままでは、沖縄の人々を中国追いやることになります。
問われているのは戦争を覚悟してでも主権を守るか否かです。
子供手当を全廃して国防費を倍増する、この位の提言を出席した政治家に望むものです。
16日の集会とは別に、沖縄をシナの侵略から守る一千人委員会、沖縄と共に「自立国家日本」を再建する草の根ネットワーク(事務局Fax098-869-9827、携帯090-1942-1675仲村雅巳氏)では、名護市大西公民館で集会と日の丸平和行進を行います。
また、24日は、沖縄県民の在京グループが陸自朝霞駐屯地で「自衛隊を尖閣に」デモを行います。
問われているのは、国と私達国民の一戦交えても国土を守る
覚悟です。

◆義挙人さん
青山氏の講演会で、彼が終わり頃に言った言葉、、、
「集団自決の、、、軍の命令があったとか、、なかったとか、、被害者意識とか、、、、もう、止めようや、、、、、」て、、、言ったとき、、私は、「そうだ!」と、、その通りですと胸が熱くこみ上げてくるのを感じました。
青山氏は、本当の「日本の侍」です。
そして「ウチナーのブシ」です。
と思いました。

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コメント (4)

「県民の集い」が「漁業関係者の集い」に、沖縄タイムス報道

2010-10-17 08:53:32 | 未分類

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昨日の尖閣問題に抗議する「県民の集い」には、沖縄タイムスの記者さんも取材に見えていたようなので、早速今朝の紙面をチェックしてみた。

先ず目に飛び込んできた一面トップ見出しは、仲井真知事が来月の知事選に出馬の記者会見の記事。

なるほど、それで昨日の集会は、知事のメッセージの代読だったのかと納得しつつ、目を横に移すと「尖閣領有権を主張」の見出し。

スワッ、沖縄タイムスもついに目が覚めたのか!

「県民の集い」を一面の左トップに掲載したか・・・

一瞬そう思ったが、尖閣は尖閣でも、中国の反日デモの見出し。

で、肝心の「県民の集い」は何処へ・・・と全頁くまなく探したが一行の記述も無い。

と思ったが・・・あった!

見落とすのも当然。 まるで人目をはばかるように第二社会面の下部に「尖閣諸島の海域取締り要望 漁業関係者の集い」と題する24行ほどのベタ記事が掲載されている。

だが「漁業関係者の集い」ではなく「県民の集い」に漁業関係者が出席して窮状を訴えたというのが正しい。

尖閣諸島の領有を訴えているのは、「漁業関係者」だけではなく、全沖縄県民の要望であり、それは県知事のメッセージにもあったし、最後に島尻議員が読み上げた「沖縄のメッセージ」にも明記されていたはずだ。

沖縄タイムスの記事には次のような要点を突いた記述も見られ記者さんが精一杯集材した様子もみられるが、結局お偉方に軽く取り扱われたと推測する。

<八重山漁業マグロ主会長の仲田吉一さんは「国境付近では八重山側の12隻に対して200~300隻の外国船が操業している。 到底、安心して仕事ができない」と窮状を訴えた。>

はたしてこのベタ記事で、何人の県人がウミンチュ(海人)の訴えを知ってくれるか疑問だが、記事を補足させてもらうと、ウミンチュ三代という外間与那国町長が中学生の頃、次のように嘆いていたという父親の話が印象的であった。

「復帰前は尖閣近海で自由に操業できたのに祖国に復帰し日の丸を掲げて操業できると思ったら逆に操業が出来なくなった」と。

つまり米軍統治下の沖縄では、中国や台湾は米軍を恐れてほとんど領海侵犯しなかったが、

返還後は日本政府の弱腰を見透かされ「12隻vs300隻」というように圧倒的な数で領海侵犯が日常茶飯事ということである。

米軍の「抑止力」を表すきわめて象徴的な話であった。

「県民の集い」と表現するとべタにした理由が立たないので、「漁業関係者の集い」と、大会の趣旨を矮小化したところに沖縄タイムスの本音が見え隠れする。

扱い具合から見て当然ネット記事にはならないと思うが、たとえベタで掲載しただけでも、最後まで残って熱心にメモしていた若い女性記者さんに免じてよしとしよう。

それにしても、である。

何ゆえ尖閣問題でも「県民の集い」をさておいて、中国のデモが一面を占領するのか。

地方紙は地方紙の役目があるのではないか。

地元のニュースを全国紙で知るという不便は沖縄では良くあることだが、今回も産経新聞に頼るとこうなる。

【尖閣衝突事件】漁民ら「安心して操業させて」 沖縄・宜野湾で集会
尖閣衝突事件】漁民ら「安心して操業させて」 沖縄・宜野湾で集会
産経新聞 2010.10.16 20:33

尖閣諸島などの国境周辺海域で、安心して操業できるよう訴える与那国町漁協の中島勝治組合長=16日午後、沖縄県宜野湾市
尖閣諸島などの国境周辺海域で、安心して操業できるよう訴える与那国町漁協の中島勝治組合長=16日午後、沖縄県宜野湾市

 中国漁船衝突事件に絡み、尖閣諸島周辺での領海侵犯や違法操業の再発防止を求める集会が沖縄県宜野湾市であり、石垣島や与那国島などの自治体の首長や漁民らが「安心して操業させてほしい」と、集まった約700人を前に訴えた。

 中山義隆石垣市長は「尖閣諸島は市の行政区画だが、市長でも上陸できない」と説明。下地敏彦宮古島市長は「尖閣の問題は、国の主権が侵されていることを受け止めて行動しなければならない」と強調した。

 国境周辺の海域で操業する与那国町漁協の中島勝治組合長は「台湾や中国に拿捕されたら、大丈夫なのか」と疑問を呈した。

 たちあがれ日本の平沼赳夫代表など国会議員も出席。平沼代表は政府に対し「毅然とした態度を示さなければならない」として、事故状況を撮影したビデオ映像の公開を求めた。

                                               ◇

今日は沖縄では「そばの日」ということで、これから名護市に住む娘夫妻を訪ね孫もつれて「そばの町宣言」をした本部町にそばを食いに行く予定。

そこで昨日の会場の雰囲気は実際に会場で手伝われたと思われる「呆れた」さんのコメントを引用し、報告に代えさせて頂く。

「中国の領海侵犯から尖閣諸島海域を守る沖縄県民の集い」には
700名以上の方々参加されました。椅子も間に合わず立ち見も出ていました。
朝の資料つめから参加して報道の受付の手伝いをさせていただきましたが、報道や関係者も含め500用意されていた資料袋がなくなり、補助資料の100近くもすぐになくなりました。
遅れてきた議員の先生方や報道の資料も開始時間の2時にはなくなっていました。
尖閣付近の島の漁業関係者の方や石垣市長、宮古島市長、与那国町長の話にもの凄く説得力と迫力を感じました。
 青山さんの話も素晴らしく最後は感動して多くの方々が涙しておられました。
尖閣や千島列島などはメタンハイドレートの宝庫であり中国もロシアもそれをねらっていると指摘をされていました。
取り急ぎ500名の予想をこえる700名以上の方が参加され立ち見も出ていたことを報告させて頂きます。

【お知らせ】

14日発売の「WILL」11月緊急増刊号のご案内をします。

筆者も執筆者のラインナップに加えていただいていますので、是非ご購読お願いします。

「WILL」 11月緊急増刊号 

略奪国家中国 守れ、尖閣諸島!

 目次抜粋

 ・民主党政権でわが領土は守れない 安倍晋三

 ・尖閣に自衛隊を常駐させよ!    櫻井よしこ

 ・無惨なり!売国的敗退        西村眞悟

 ・中国の二つの誓い           青山繁春 

 ・検察タブーを犯した那覇地検    井上 薫

 ・国難来る、西・北より来る      塚本三郎 

 ・中国ネットの悪口雑言罵詈讒謗集 宇都宮 慧 

 ・日本メディアが自殺した日      山際澄夫

 ・日本メディアが伝えない尖閣問題 有本 香

 ・中国の最終目標は「日本自治区」 柿谷勲夫

 ・米中に挟撃される日本       西尾幹二

 ・日中戦争は始まっている      小林よしのり

 ・何度騙されたらわかるのか    金 美齢  

 ・沖縄の新聞で県民の民意は   江崎 孝
  わからない

 ・中国に海洋法は通じない     宇都宮 慧 

 ・日本のメディアが伝えない尖閣 有本 香

 ・中国の最終目標は「日本自治区」 柿谷勲夫

 ・尖閣列島を開拓した古賀辰四郎 山本皓一

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