辺野古移設をめぐる国と沖縄県の対決は、国が県を提訴した代執行訴訟の第一回口頭弁論を終えた。 ところが想定外の国側の提訴に驚いた県は急遽、国交省の執行停止(取り消しの取り消し)を求めて抗告訴訟に踏み切るという。
代執行訴訟、抗告訴訟の他にもう一つ県が審査請求した国地方係争処理委員の裁決があるが、この結論は1月末までには出る予定である。
整理するとこうなる。
1)代執行訴訟(原告:国(国交省)、被告:県)
2)抗告訴訟(原告;県、被告;国(国交省)
3)国地方係争処理委員会への審査請求
上記いずれの場合も、県に勝ち目はない。
だが、誰が考えても勝ち目のない喧嘩を吹っかけるほど翁長知事はバカだったのか。
いやいや、そんなはずはない。
県議、那覇市長、県知事と沖縄の保守政界のエリートコースを突き進み、自民党県連の会長まで務め策士といわれた翁長氏のことだ。
みすみす負けるとわかる喧嘩を買って出たとは考えにくい。
日米安保を認め「根っからの保守」と自称する翁長氏が共産党、社民党らサヨク政党の支援を受け、「オール沖縄」で、知事選に立候補したときは、保守系支持者の間にいろいろな思惑が飛び交った。
いわく「トロイの木馬で、敵を内部から食い荒らすという自民党本部との密約がある」「重病を患ったため判断力が狂った」など枚挙に暇がないほどだ。
ところが、ついに国との法廷闘争という負ける喧嘩にまで踏み込んできたのだ。
ここで新たな憶測が浮上してきた。
「国に対し、地方自治という”民意”を背に受け、あらゆる手段で抵抗したが、国の強権のため敗訴してしまった」という世論を作る戦略ではないか。
つまり国という巨大な怪物に果敢に立ち向かったが、雄図むなしく国に踏みにじられた「悲劇のヒーロー」になるつもりではないか。
悲劇のヒーローを予感させる大見出しが社会面トップに・・。
新基地止めて
3万通 知事激励
道のり長いが
絵手紙・速達 全国から共感
そうなると翁長氏の次の打つ手はこれしかない。
「あらゆる手段を駆使し辺野古反対を精一杯努力したが、 国家権力の壁は厚く、残念ながら公約を果たすことは出来なかった」と弁明し、一旦有権者に謝罪をする。
そして、こう言葉を続ける。
「責任を取って知事辞任させていただくが、再度より大きな民意を頂くため、知事再選に挑戦させてください」と。
日本には判官びいきという感情がある。
史上最大の「兄弟げんか」といわれた源頼朝、義経の確執は弱い立場の義経に国民の同情は集まった。
判官びいきとは、九郎判官といわれる源義経に対して人々が抱く、客観的な視点を欠いた同情や哀惜の心情のことであり、さらには「弱い立場に置かれている者に対しては、敢えて冷静に理非曲直を正そうとしないで、同情を寄せてしまう」心理現象を指す。
翁長知事が悲劇のヒーロー源義経の判官びいきを狙って再度知事選に立候補したら、前回の35万表をはるかに越える同情票が期待できる。
再度圧倒的民意に支持された翁長知事は、国の強権では抑えることの出来ない怪物知事に成長してしまう。 国連演説で述べた「自己決定権」の行使にも繋がってくる。
そうなると一番困るのは県民なので、辞任の前にリコールによる解任という話も浮上しているが、ここでは深く立ち入らない。
「悲劇のヒーロー説」の他に、国との密約説も浮上している。
8月の国との集中協議はお互いに平行線に終わったと報じられているが、その間に知事の腹心である安慶田副知事が複数回官邸によばれ、知事との裏取引の密使となったという。
代執行訴訟の前に翁長知事は、県が不利になる要因を唯々諾々と飲んでしまっている。
県が提示した「聴取」を拒否した国は、「聴聞」なら受けると返事し、県は聴聞を行った。
聴聞を行なった事は県にとって代執行訴訟では決定的に不利な要因である。
策士といわれる翁長氏にしては解せない行動である。
ところが、自分にとって不利な聴聞を行う代償に、翁長知事は何かを要求しただろう。(その内容種々考えられるが、ここでは立ち入らない)
これが策士・翁長知事と国との裏取引だという。
翁長知事が第一回口頭弁論の冒頭陳述で、法律論には全く触れず、歴史論や民主主義論を長演説した理由は、裁判を長引かせる戦術だといわれている。
ところが裁判が長引けば、その分だけ辺野古の工事は粛々とすすむ。
隠れ「辺野古賛成派」の翁長知事は、裏取引により「根っからの保守」の役割を果たすことになる。
希代の策士である翁長氏は県民を騙し、国を手玉に取った怪物知事ということが出来る。
だが、仲井真前知事が撒いた県経済の自律的成長の兆しも怪物知事によって停滞させられている。
翁長知事と国との密約を匂わす記事が12月5日付沖縄タイムスに掲載されている。
■三面下部
知事、国と「再度話す」
県議会代表質問
「辺野古」新協議会に意欲
新協議会 年内開催へ
県と政府が調整
記事によると、「新協議会」の開催は県側から国に要請があった、とのこと。
常識的には8月の集中協議では平行線で終わったはずの両者が、原告と被告となった現状で何を今更「新協議」もないだろう。
言い分が有れば法廷で決着すべきだ。
さらに本日の沖縄タイムスにはこんな記事が・・・。
ふーん、原告と被告が「新協議」に「対話」ね~。
沖縄タイムス 2015年12月8日 18:10
【東京】自民党が2016年度の沖縄振興予算を議論するため11日に開く同党沖縄振興調査会(猪口邦子会長)と美ら島議員連盟(細田博之会長)の合同会議に翁長雄志知事の出席を要請していることが7日、分かった。同党県連幹部が県側に打診し、翁長知事は出席する方向で最終調整している。党と県は名護市辺野古の新基地建設問題で意見が対立しているが、沖縄振興の面では協力姿勢を示すことが党にとって得策と判断したとみられる。
合同会議は例年、知事や副知事ら県執行部が出席し、県の次年度予算の要望を聞き取る場となっている。しかし、翁長氏が知事就任後初めて迎えた15年度予算編成に向けたことし1月の合同会議には知事・副知事とも呼ばれず、県側から「対話拒否だ」などとの批判が上がっていた。
今回の出席要請に関し、同党関係者は「振興面では知事に協力する。われわれはフェアだ」と話し、基地問題とは切り離して対応する考えを示した。来年6月には県議選、夏には沖縄振興担当で県選出の島尻安伊子沖縄担当相が改選を迎える参院選が控えている。沖縄振興に関しては政府も全面的に支援する姿勢を示しており、振興面で県と反目すれば、県民の理解は得られないとの意向が働いたとみられる。
翁長氏は10日の県議会本会議で、新基地建設をめぐる抗告訴訟の提案理由を説明後に上京する予定。
合同会議には県市長会長の古謝景春南城市長も出席を予定している。
☆
■レーザーテロリスト続報
本土メディアにテロリストの実名報道を出し抜かれて面目丸つぶれの沖縄タイムス。
本日は社会面トップで、続報を掲載して信用回復に躍起である。(爆)
複数回レーザー照射
普天間米軍機妨害疑い 男を送検
高出力機器使用か
失明する可能性も
以前の記事では平岡容疑者のことを「確固たる(政治的)信条があるようには見えない」などと、思いつきの愉快犯のような印象操作していたが、本日の記事では「打倒!軍国主義 打倒!拝金主義 打倒!日米同盟」 そして平和の基本は日中友好)などのフェースブックの書き込みを紹介している。
平岡容疑者のものとみられるフェイスブックには、2015年9月、「打倒!! 軍国主義 打倒!! 日米同盟 そして平和の基本は日露友好」などの書き込みも残されていた。
モナニュース:【沖縄】オスプレイにレーザー照射した平岡克朗を逮捕 →
インリン事務所社長&ドメインがルビヤンカ&赤旗掲揚が判明して大炎上
以下正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現より引用。
2010年12月には、「沖縄と台湾が中華人民共和国の一部になれば良いのに・・・(笑)」、「我々の血税で戦争ごっこしてる糞米兵ども、テロって皆殺しにしたい気分です。」と書いていた!
http://blog.livedoor.jp/russkoepole/archives/51151297.html
2010年12月11日
琉球特別行政区
沖縄と台湾が中華人民共和国の一部になれば良いのに・・・(笑)
香港やマカオみたいに、琉球特別行政区~良いねぇ♥
台湾は台湾省・・・(実際、中国から見たら今も台湾省だけど)
文化も経済も発展するし、平和で穏やかで平等な琉球に戻れると思う。
てか、日米共同虐殺演習マジでウザイ!!!
宅配便は遅れるは、騒音公害最悪だし。
我々の血税で戦争ごっこしてる糞米兵ども、テロって皆殺しにしたい気分です。
2012年に2月には、「沖縄の米兵は死ねば良いのに!」などとも書いていた。
http://blog.livedoor.jp/russkoepole/archives/51324906.html
2012年02月16日
今年もくだらない日本
(一部抜粋)
年明け早々、不愉快だったのは皇居で「万歳!万歳!」言ってる馬鹿が何万人だか増殖した感じだったこと。戦犯家族の支持率上がってるとしたら日本はますますヤバイです。右傾化は本当にヤバイです!昭和天皇はヒトラーやムッソリーニと組んで、強奪・レイプ・虐殺・殺戮等残虐行為を行った大日本帝國の国家元首………狂気の侵略戦争の全責任を負う戦犯。
「文化度低い日本人はみんな死ねば良いのに!」とか自分に素直になると、ただの悪者扱いされるので………「沖縄の米兵は死ねば良いのに!」くらいに呪いの言葉を縮小し、世界平和を祈りつつ、今年も反日日本人モード(笑)で生きて行きます。
平岡容疑者の書き込みを見て、「確固たる(政治的)信条があるようには見えない」などと、思う読者はよっぽどのバカですよ、沖縄タイムスさん。