プロ市民の罵声に耐えながら、忠実に職務を執行する警察官の悔し涙が目に見える。
高江検問の違法判決に、翁長知事が控訴を断念した。
ことの経緯はこうだ。
警官が、高江で”プロ市民”(活動家)と思しき人物を検問した。
職務の執行である。
ところが検問を受けた「プロ市民」の支援者・三宅弁護士が、過剰警備として県を提訴。 那覇地裁の森健裁判長は県警の検問は違法との判決を下した。
プロ市民と沖縄2紙を忖度するトンデモ判決である。
↓過去記事参照。
森健裁判長のトンデモ判決、県警の高江検問は違法! - 狼魔人日記2018/01/18
こんな理不尽な判決が許されるはずは無い。
当日記は即時控訴を要求した。
ところが控訴権を有する翁長知事は「控訴をしない」と判断。
県警側の控訴要請を押し切っての「控訴断念」である。(怒)
明らかに翁長知事の職権乱用である。
沖タイの関連見出しを紹介しよう。
■一面左トップ
高江検問 県控訴せず
知事、「表現の自由配慮」
■社会面左トップ
控訴断念に「市民」、当然
高江検問 県警幹部「残念」
県側の控訴断念で、県警の職務執行が「違反」と確定したことになる。
この理不尽なニュースを「市民『当然』」、「県警『残念』」と報じる沖タイの見出しが、「コマーシャルペーパー」の性格をよく表している。
翁長知事は、控訴権について「地方自治法上、私(知事)に最終的な意思決定の権限がある」と確認した上で、控訴断念の理由を次のように説明している。
「原告の言動や服装などからは、犯罪行為に及ぶ具体的な蓋然性が有ったと認めることはできない」と。
つまり翁長知事によれば、服装と言動に気を付けた人物が違法行為を行うとは思えないので、検問は違法というのだ。
こんな性善説を適用したら、現場の警察官は悔しくて血涙を流すだろう。 いや、警官を辞める人出るかもしれない。
残念ながら警察とは「人を疑う」のが職務の因果な商売のはずだ。
今時、泥棒は泥棒らしく頬被りに唐草模様の風呂敷を担いでいるとでも思っているのだろうか。
翁長知事が「犯罪行為に及ぶ具体的な蓋然性が有ったと認める」言動や服装。
バカバカしい。
県警側が控訴の要望を知事に伝えていた様子を、沖タイは次のように報じている。
ある県警幹部は「職務を当事者としては、控訴が妥当と判断した」と強調。
「主張が通らず残念だ。 被告が県知事である以上、県警が判断できないのは仕方がない」と語った。」
こんな理不尽がまかり通ったら沖縄は「無法地域」に成り果てる。
人気テレビドラマ「踊る大走査線」の主人公青島刑事の言葉を、翁長知事に叩きつける。
「事件は現場で起きている。 会議室で起きているのではない」
【追記】
翁長知事を「職務乱用」で提訴する・・・可能性を検討中である。